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雑文のおもちゃ箱

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片付かないおもちゃ箱、木々や廃材を集めて造った秘密基地、 ごっこ遊びの数々、半世紀の時間が経ち、それらの遊びは出来なくなったけれど言葉の遊びは、まだ始まったばかり。
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2021年4月の記事一覧

叱られる子供だった

叱られる子供だった

 子どもの頃はよく𠮟られた。お袋は健康であればそれだけでいいと言いながらも、よく叱ってくれた。遊んでばかりで宿題をしない。やれば出来る子なのに、やらない、努力をしない。叱られていながら、叱り具合の一生懸命さがおかしくなって笑いだして、また叱られる。落ち着きがない。お膳に肘をつくな。忘れ物が多い。年下の子とばかり遊ぶな。兄妹喧嘩はするな。嘘はつくな。人の物は盗むな。とまあ、よお叱られた。

 お袋

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うみ散歩のち晩御飯

うみ散歩のち晩御飯

 昨日のこと、微妙な小雨模様でサイクリングがドライブになって、思いがけない早帰り。一番喜んだのは、飼い犬のうみ、仕方ない、時々は一緒に散歩に行くか、悲しいかな雨もあがった。乙津川の河川敷は、白い菜の花ロードがどこまでも続いている。鳥たちの囀りがせわしない。さあ、今夜の晩御飯は何にしよう。何が食べたいかと聞けば、うみはドッグフードで尻尾を振ってくれるけど、家族は何でもいいと返って来るだけ。
 結局、

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