旅は道ずれ　子は希望

したいことと
不安に思うことは
出発点が違うのに

私の体は一つであるので
同時に思い悩み

ベクトルが様々なので

どちらにも引っ張られて
身動き出来ない事がある。

まだ子供ができる前の時代

たまたま日展を見に行った時。

ミュシャ展も行っていて。

全くその、存在すら知らなかったのに

すっかり虜にになって東京から
帰ってきた。

秋田にくるなんて！！
と、楽しみにしていた日は
自分の体調不良で行けず。

行けるとしたら、今日か。。。

と、実家ももはや、
夏場の体調不良の方ばかりで
子供達は今はNG

一緒大丈夫かな、、、

と　かなりの疑問と、不安を持ちつつ。

リアルを見たい気持ちと
絶対売っているだろう
グッズが欲しくて　欲しくて
気持ちが勝って　向かう。

ママ、ごめん。
多分　ボク、全く興味がない。

と、家で
これを見たくて今日　私、
ここに行きたい。
様々な事情から
申し訳ないんだけど

君たちも、一緒にいかなくては
行けないだけど、
いいかな？
私はすごくこの絵が好きなんだけど。

とパンフをみせたら
あのように
長男は、即答した。

でもわかった！

と、
一緒に初めて美術館に、行った。

彼らは忍耐、、、の限界を
見せながら見て？待ってくれて

私も、やっぱり一人で来るのが
よかったなぁ。、、

と思いながらも
やはり、楽しんだ。
きてよかった。

前に見たときとは、また
違う所に目が行き
やっぱり行ってよかった。

あの時は、
この子達のパパも一緒だった。

その人も初めてコーユー絵を
みて、楽しそうだった。

絵はがきなんて、
買わないような人に思っていたので

選んでいくつか買って
ちゃんと額に飾って
いたのが印象的だった。

私は選ばないタイプの絵だった
から
よく覚えていた。

今日も、思い出にミュシャの
グッズを買おうと
ワクワクして見ていたら、

次男がこれがほしい
と
持ってきた絵は、
パパと一緒の絵で内心
ドキッとした。

私の好みでは、またもやないので、
一瞬断ろうかと、頭によぎったが

私の思い出と
彼のこれがいいな、
は全く関係ないよな、
とも
同時に沸き上がり

口からすんなり、いいよ
と出ていた。

たまに、親子の血を感じる。

ふとした仕草、
姿勢に
感じる。

おじいさんの立ち姿。
癖。

本人は知らないだろう
その癖や、振る舞い。

脈々と受け継いでいる。

きっと私にもわからない
私の仕草や
ふとした思考は
ご先祖様の誰かの

仕草や、癖が織り混ぜっているのだろうな。

と思わずにはいられない
昨今。

途切れなく続く命のリレーと

大いなる流れを
子供を通してしる。

私達なりの家族の
ありようを通して。

私はとても、満足している。
今の形も。

心の満たされかたも。

子供は、忍耐の後のかき氷を
とても喜んだ。

アスレチックや、ちょっとした
出店が楽しかったと

今日何度もお礼を言われた。

一人で来れたらよかった、、、
と思った私だったが

一緒にこれてよかったと
嬉しく思った。

お互い　お互い様で生きている

とおもえた。

朝顔の種を来年用に
朝、そういえば
みんなでとった。

リレーのバトンがなされる
一つの歯車になるために。