虚像

右FW

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最近の記事

アールグレイ

無いはずの空間に違和感を覚えて目を覚ました。 時空が重たい。歪んでいる。頭が痛い。 空気にしては重すぎる。 なにか形がある。崩れた空間に君の声がする。 「おはよう 起きた?」 聞き馴染みのある声を聞いて全てを悟った。 夢?幻?僕は頭を回転させた。 だめだ。頭が動かない。低血圧気味の僕には難しい。朝、雨。偏頭痛がする。鈍痛を感じる。 君の右腕は固くて寝心地が悪い。 でもこの世で1番安心する居場所。 生まれてからどこにも居場所がなかった 僕が初めて眠りにつけた場所。 猫のよう

    • 空っぽ空っぽラブドール

      あたしの話少しだけしようかな。 君とあたしだけの秘密のおはなしだよ。 あたし自分のおはなしするの苦手なの。 あんまりしないんだからね。特別だよ。 すこしだけまってね。おくすりをのむから おくすりをふたつに割るの 今日はうまく割れなかった。間違えちゃったいつもうまく割れないの。 君に話す前は心を落ち着かせなきゃ だから少しまってね。あたしからのお願い。 こんにちは。かわいいみゆちゃんです。 きみの瞳に映るあたしは虚像です。 あたしはどこにも存在しないの。 幻なの。まぼろし。

      • 朧月夜

        春が怖い。 ずっと春に憧れてたの。 幼い時病室の窓から見る桜をずっと掴みたかった。外の世界を想像して眠りにつくのが 唯一の幸せだった。 あの時のあたしなにも知らなかった。 知りたいことも知りたくないことも全て知らなかった。無知で幼い少女だった頃が美しく思える。 窓から桜を見ていたほうが幸せだった。 外の世界はあたしが考えているよりも 醜くて難解で残酷で苦しくて たまにの美しい日々で帳尻を合わせるような そんな世界だった。 他人の気持ちを汲み取ることは敏感なのに 君の気持ち

        • 〇〇ちゃん

          〇〇ちゃん ずっとそばにいたはずなのに1番遠く感じるの だいすきだったけどだいきらいだったの ずっと叶わない敵わない君にかなわないの 今は忌まわしいセーラー服が羨ましくて仕方がない。脱ぎたくてぬぎたくて仕方がなかった クローゼットから精一杯の嘘を引っ張りだして 生活に幕を張って生きるしかなかった 本当の僕はどんどん薄れていって どんどんクローンになっていったの いつでも僕はどこかで他人と同じでいたいと願ってけれどどこかで誰とも違う何かでいたいと強く強く願っていたの。 2人

        アールグレイ

          宗教

          最近この世界は幻想なのかと想う。 全て、幻想、フィクション、バーチャル 全て、創り上げた架空の世界だと想う。 目を閉じて深い眠りにつく この行為が鬱になってからできなくなった。 目を閉じて耳を塞いでもうるさい 世界がうるさくてうるさくて ずっとずっと僕を呼んでいる声がするの。 目を閉じて耳を塞いでも ずっとずっと君の声がするの。 僕の全てを否定するような罵倒が聞こえるの。 嗚呼人間の目が2つ、つ耳が2つでよかった。 もし3つなら世界の哀しみ苦しみが もっとハッキリ見えてハ

          ねえげんき? げんきだよ貴方は? げんきだよ大丈夫。 こんな会話君としたくなかった また僕だけ置いていかれちゃったね 幼い頃しか劣等感しか抱けない。 体が弱くて入退院を繰り返すのも 自分が醜くて堪らないのも どうしようもない男に騙されるのも 自分のことを認めてあげられないのも 他者からの愛情をずっと求めているのも ありがとうじゃなくてごめんねばかり言うのも ぜんぶぜんぶあたしのせいなのに ぜんぶぜんぶあたしのせいにしたくないの みんなやっぱり幸せな人間より 不幸な人間の

          君と映画

          商品価値 自分の商品価値考えたことありますか? あたしは毎日自分の商品価値を考えています あたしはこの街が嫌い こんな街に生まれなきゃよかった ずっと息ができなくて苦しくて溺れてる この街が大嫌い嫌い嫌悪憎悪 この街もこの街で生きている人間も嫌い 家族も嫌いみんなに恵まれていると言われる 表面しか見せてあげていないのに気持ち悪い こんな街絶対に出る強い意志で 生きていた今まで ここをでるためならなんでもできた 普通の高校生になりたかった 普通の女の子17さいになりたかった

          君と映画

          闘病生活 2

          今日でこの苦しい日々とさよならできると思うと全てが幸福に感じます ピアス開けました。ほんとにピアスで運命が変わるのかな変わってほしいな十字架背負いたいです あたしはあたしの運命を自分で作り上げていきたいですこれからも今までもずっとずっと きっと2人なら全部うまくいくって 思っていたかったし思っていたのにね ごめんなさい、弱くて ごめんなさいずっとずっと困らせて 最後の最後まで困らせてごめんなさい だいすきだったの、ずっと あたしが死んでも彼女はつくらないでほしいな 嘘だ

          闘病生活 2

          闘病生活 1

          最悪なタイトルスタート 闘病生活1。 もう少しで全て終わるのでひとつでも 覚えていたいから。 12月5日 今日は絶望の淵スタートでした。 昨日好きな人と電話できたのに 泣きそうになり上手く話せなかったです。 嫌な態度に見えたかななどと考えていて 眠りにつくことができませんでした。 生殺与奪握られすぎていて苦しいです。 今日はお薬をたくさん飲みました。 身体が痛いです。まいにちまいにち 痛みと闘うのが辛いです。苦しいです。 ぎゅーーって心臓を握られる浅い呼吸鈍い痛み全てが嫌

          闘病生活 1

          季節の果物って愛だ~...

          眠剤飲んでも早起きできちゃうなんて 僕はなんてできるメンヘラなんだと 自分を抱きしめて目を覚ましました お仕事おやすみ 天気は晴れ 早朝 煙草 これの条件が揃っているだけで人は幸せになれると思います今日はくるりを聴きながら煙草吸いました..ほんとにくるりの映画楽しみです... ずっとnoteを日記のようなものにしていいのか わからなくて紡ぐことができなかったです でも幸せはいつ終わるかわからないから noteが遺書になればいいなと思ってます 最近愛ってなんだろうって毎日

          季節の果物って愛だ~...

          きみのうたがすき

          私のずっと好きな人君は。 過去形だけど過去進行形で 君以外の音楽を好きにならないも思う。 君の音楽初めて聞いた時 Twitterでよくこの歌に救われたとか よくみんな言うでしょ その感覚わかんなかったけど 君の音楽初めて聞いた時 その言葉がわかったような気になれた。 君の音楽に君の人生が乗っかってて その音楽に僕の人生が乗っかるのが 僕はすごい幸せに思えたんだ。 君がもしこれからも売れ続けて tiktokで自撮りと一緒に消費させる音楽に なっても僕だけは僕だけはね 君の

          きみのうたがすき

          僕の世界を救ってくれる君

          君が居なかったらもう僕はこの世界にいない。 将来の夢は君と2人で地獄に行くこと ねえみんなだいすきだよ

          僕の世界を救ってくれる君

          僕と一緒に逃げよう。君だけはさ助けてあげるから。

          僕と一緒に逃げよう。って君の手をつよく強く握って遠くにいきたいな。君が僕にくれた世界は天国だったから君となら2人で地獄に逃げたい。2人だけで、2人だけでね。 なんで神様、閻魔様は人間の形をしているんだろう。人間は愚かだ、この世界を支配しているのを自分たちだと思っている。君には、そんな、そんな、人の形をした人間になってほしくないよ、こんな世界2人で壊そうよ。嘘、君が壊して

          僕と一緒に逃げよう。君だけはさ助けてあげるから。

          死んで

          恋愛をすると思うことがある。 死ぬ死ぬ詐欺について。 え、これまだ経験したことない人この世にいるんですか??って言いたくなるレベルのやつ 恋人に別れを切り出すとそんなの無理、別れたくない、死んでやるってお決まりのセリフのあれ。 あれってなんなんでしょうねほんとに 死ぬ死ぬ言うならちゃんと死んでくれよちゃんと悲しむからちゃんと泣くからさって毎回思うんですよね。 でもそんな人間に限って浮気するんですよね。浮気。浮気って浮ついた気持ちってよく言われるけどあれは違うと思うんです。

          死んで

          微睡の中で

          朝起きるといつものように君が横にいて 君が僕のことを抱きしめる瞬間がこの世で 1番尊いことだと思えた。 君の好きなところ君の嫌いなところ 僕の好きなところ僕の嫌いなところ 君の好きなもの僕の好きなもの 君の好きなものを知りたいけど僕は 好きなものよりも嫌いなものを知りたいよ。 昨日一緒に食べたたまごパン 美味しいって笑う君のこと僕は冷凍保存したいと思えたんだよ。冷凍保存するなら大丈夫な日の僕の記憶だけをとっておいてほしいな。 春が嫌いです。春は寂しい季節だから、 夏が

          微睡の中で

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          20年間生きてる。生きてるというか生かされてるとかいうか自分の意思で生きてるとは思えない海岸に流れ着くペットボトルみたいだった。 ただのペットボトルな私は使い捨て容器で 保温性の高い水筒にはなれなかった。別になりたくもなかった。なれなかった。ほんとは誰かに必要とされたくて誰かの大切な水筒が羨ましいと思った。 人間があまり好きではない。人間よりも野良猫がすき。人間は自分が1番すき。自分を守るために平気で人を傷付ける。そんな弱くて未完全な人間が嫌い。私を含めて。弱くて脆い。だ