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24年8月消費者物価指数CPIまとめ速報

消費者物価指数CPIの結果となかみをかんたんにまとめました。
細かい資料はこちらか見ることができます。
CPI Home : U.S. Bureau of Labor Statistics (bls.gov)

✅24年8月の消費者物価指数CPIはほぼ予想通り


上振れたら上振れたで、インフレの懸念。
下ブレたら下ブレたで、景気減速・後退への懸念という可能性を持ちながら
ほぼ予想通りに落ち着いたのは良かった点ですね
ここには載っていないですが、下落していたスーパーコアも上昇しています。

✅発表からしばらく、金利はやや上昇

予想通りとはいえ、前月比は前より上昇していることもあり、金利はやや上昇で反応していますね。
消費者物価指数CPIのしくみについては

消費者物価指数CPIをわかりやすく解説 - みみるの資産形成 (mimiru-investment.com)

↑こちらもぜひ読んでみてくださいね。

✅CPIの変化の要因を分析

では、要因についてみていきましょう。

✅まず総合をみていきましょう。

総合は前月比-0.1%から+0.2%に上昇。ややインフレと言えばインフレですね。

総合値のなかで、特に変化が見られたのはエネルギーのところ。
前月は-2.0だったのが、今回は0.0となっています。
ガソリン価格の上昇や電力指数が上昇の要因となっています。

物価の押下げ要因が減ったと考えられますね。
しかし、エネルギーは中東情勢やロシアウクライナの問題など、変化が大きくなりがちという点には注意したいところですね。

✅続いてコアもみていきましょう

コアは全体から、変動の大きい食料品やエネルギーを除外したものです。
前回0.1%から上昇し0,2%となっています。

特に変化が見られたのは
transportation (交通・輸送サービス)やshelter(住宅関連)
とくに交通サービスは-0.5%から0,4%と大きく上昇しています。

年間ではコアは3.2%。うち住居指数は過去1年間で5.1%上昇し、コア指数の1年間の総上昇分の70%以上を占めています。
今後も住宅価格の動向はしっかり押さえておくことが大事ですね。


✅細かく項目を見ていくと・・・

1年で大きく上昇したものを挙げていくとつぎのとおりに。

自動車保険(18.6%増)、医療(3.2%増)、介護(3.4%増)


食料では7月に0.2%上昇しましたが、これは6月と変わらず。
うち家庭用食品の指数は7月に0.1%上昇しました。
肉類、家禽、魚介類、卵類の指数は7月に0.7%上昇し、なかでも卵の指数は5.5%上昇しました。果物と野菜の指数は月間で0.8%上昇。
ノンアルコール飲料の指数も0.5%上昇しました。

外食での食事の指数は、過去1年間で4.1%上昇。
ファーストフード指数は過去12か月で4.3%上昇。フルサービスの食事の指数は同3.8%上昇.。外食の値段が上昇している様子。


✅FedWatchは9月からの利下げを想定、そしてジャクソンホール会議へ


FedWatchをみると、9月に25bpsか50bps分かれているようですが
年末までに100bps利下げを行うという考えが優勢に。

22日から24日までジャクソンホール会議があります。
ここでパウエル議長からどんな発言がでてくるのか、その金融政策の方向性によって、大きな変化となる可能性があるため注意が必要ですよね。

ジャクソンホール会議とドル円や株価への影響は - みみるの資産形成 (mimiru-investment.com)

こちらも参考にぜひ見てみてくださいね。


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