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眩しくて(韓ドラ) 3回目観てまだ泣く


子供の頃から、好きな漫画は何度も何度も台詞を憶えちゃうくらい読み返すタイプでした。ちぢみです。

えっとですね。さきほど、眩しくて~私たちの輝く時間~ 

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3回目(多分)を見終えて、しみじみと泣いたところです。

ラストシーンで、名女優キム・ヘジャさん(写真一番右側)の語りがあります。

キム・ヘジャさんは、佇まいや演技も本当に素敵すぎるのですが、なにより声の魅力が群を抜いています。

最近だと、『私たちのブルース』で、イ・ドンゴンに疎まれている哀しい母親を演じていましたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

さて、まぶしくてでの語りをご紹介させてください。


私の人生は時に不幸で 時に幸せでした。
人生は単なる夢に過ぎないけれど、それでも生きていて幸せでした。
明け方のひやっとした冷たい空気、花が咲く前にふく優しい風、
日が沈むころに広がる夕焼けの匂い、どれも まぶしくない日はありませんでした。
今、人生がつらいあなた。
あなたはこのすべてのものを毎日味わう資格があります。
後悔ばかりの過去と、不安だらけの未来のせいで今を台無しにしないでください。
今日を生きてください。
まぶしいほどに。
あなたはには その資格があります。
誰かの母であり 姉であり 、娘であり、そして 私であった あなたたちに。


脚本は、『今週妻が浮気します』のイ・ナムギュさん。てっきり女性かと思って調べたら、男性でした。(なるほど『今週妻が浮気します』で活躍していた俳優さんたち出てたわ)女心を描く天才脚本家・岡田 惠和さんのようではないか!! 

私が大好きな木皿泉さんの『すいか』でも、浅丘ルリ子さん演じる大学教授が放つ名台詞があります。

「居てよし!!!!」

私たちは誰もが常に、いていい、そのままでいい、資格がある、大丈夫、と囁かれていたいのかもしれません。


よく映画で人生を学びました。というような言葉が使われますが、私も似たような感覚を韓ドラに持っています。ですから、

私は韓国ドラマで人生を学んでいます。

と宣言したい。

まぶしくては、まさにそう言い切れるドラマです。

観る人の立場や環境によって、沁みる場所が違うとは思うのですが、

沁みる場所が人によって違うということがそもそも名作


このドラマ、最初から最後まで華やかな映像(シーン)がないんです。

ホテル、カフェ、レストラン、マンション、外車、shopといった、いわゆる映える映像が皆無。衣装も小道具も全て日常の延長。

なんならキャストの平均年齢もとっても高め。

寒い外ロケでは、スタッフさん体調管理とか大変だったろうなぁって想像しちゃうくらいのご高齢。華やかさはハッキリいってゼロ。

キラキラした韓国ドラマや、イケメンぞろいの韓国ドラマを観てきた方達にはちょっと驚きかもしれません。

なーのーにー。

観た余韻とか抱く感想は、きっと一生、心の中でキラキラまぶしく輝いているのではなかろうかって思うほど、名作です。

まだ見たことないかたは是非。配信だとU-NEXT とAmazonprime Netflixで無料配信していました。(2022.7.26現在)


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Netflixで大人気、『二十五、二十一』のナム・ジュヒョクさんが、演技派と言われるきっかけになったドラマでもあるんだそうです

あるんだそうですってあえてしたのは、まぶしくての前に出てた『恋するジェネレーション』『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』『恋のゴールドメダル』『ハベクの新婦』だって十分演技巧かったし、かっこよかったじゃん? って思っているからです。バラエティーの『三食ごはん』『コーヒーフレンズ』も観たけど、彼の仕事のできっぷりを見たら、たとえテレビがやらせだっていっても、どんだけ勘がよくて仕事のセンスあるかわかるし! つまり、ただのファンかよ! という反論を兼ね備えての、太文字でした。)

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