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ホテルデルーナも夏がおススメ

昨日に引き続き、夏におススメってことはまた?? そっち系?
はいそうです。


ホテルデルーナ



こちらもホン姉妹脚本のドラマです。
ホン姉妹って、ほんとーに、生と死の大きな境界線を軽々と超えた物語を作るのが巧いですよねぇ。(ホン姉妹って誰? という方は、ワタクシの過去記事をお読みいただくが、Wikipediaでどぞ。)

人と、人でない存在。
人でない存在ですよ。人ではないの。
これほどまでに異種なものたちの間にドラマを作り、感情と運命を絡めさせ、痛みと哀しみと深い愛をしみこませられる作家は、そうそういないと思います。
ホン姉妹作品。大絶賛奨励中です。


私にとって、あの世っていうのは怖い物です。まだまだ行きたくない場所だし、行ったことある人に会ったこともない未知の場所。
なんですが、ホン姉妹にかかると、そこは私たちの暮らしのほんの一寸先にあり、ほんの少しファンタジーで、ほんの少し痛みと苦しみを抱えた場所なのねっていう理解に変わってしまいます。

ドラマというのは、枷(かせ)が魅力的であること、キャラが素晴らしいことが名作の最大要素と言われています。
ホン姉妹は、私に言わせると、韓国で一番それがわかっている作家さんです。私はただの韓ドラ視聴者にすぎませんが、偉そうに言わせてもらうと、なんてったって推し脚本家なのです。
韓国ドラマって、3話くらいまで「そのうち面白くなるかも」「もうちょっと見てから好きかどうか判断しよう」「この俳優さんが出てるんだから、信じてみよう」って思わせる作品がとっても多いんですよねぇ。
そして、見続けているうちに、ああやっとしっくり来たぞ。こりゃいけるってのと、だーめーだーハマらないっていうのとあるわけです。が。

ホン姉妹の作品は始まって3分でおもしろいに決まってるって直感が湧き上がるほど、面白い!!


ホテルデルーナも、始まって数秒で「はい。オッケイ!!」ってなりました。
韓ドラをあまり観ていない友達が、これを見て、めっちゃ大好きになったそうで、その感想が面白くて。
「この世界観が本当なら死ぬの怖くないなって思っちゃった」そうです。
いや、本当じゃないから・・・死にきれなかった人が未練を置いてあの世に旅立つための魂の療養型ホテルがホテルデルーナですからね。
そんなのないからねww と大笑いしましたが、ドラマのラストシーンで、死ぬなら韓国で死んだらホテル・ブルームーンに行けるのかしら? と勘違いしたのは私です。

キム・スヒョン!! 最後数秒でドラマの印象変えちゃった!! さすが!


ちょっと前は、ドラマの最終回の後、撮影現場の風景を入れるのが韓国風でしたよねぇ。私はあれが好きじゃなくて……
ドラマの世界に浸らせてよ。現実見せなくていいんですけどって思ってたんですよねぇ。
それが、最近、クレジットまで終わったあと、エピローグ入れてくるスタイルが流行ってますよね?? いや。ドラマ作ってる人たちの醍醐味だろうと思うんですが、デルーナの場合、最後に持って行かれ過ぎちゃって、
IUちゃんとヨ・ジングのラスト忘れちゃったじゃん!!

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