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舞妓さんちのまかないさん

Netflixで、舞妓さんちのまかないさん
を視聴しました。

漫画原作だそうです。そして脚本と監督が是枝監督。
え、その組み合わせは、吉田秋生さんの『海街ダイアリー』!
大好きすぎる漫画の世界観を実写化してくれて、あの映画は本当に嬉しかったんだ。ああ、そのことを思い出すだけで漫画も映画も全部見直したくなっちゃうよ。と思いながら、漫画を読んだことない「舞妓さんちのまかないさん」を観始めました。
タイトルからして、舞妓さんちでまかないさんをやっている裏方からみた、花街のお話なのかな? と想像しながら。
私って、調べる力が弱いお年頃なのか、そもそも勉強熱心ではないだけなのか、調べてしまったらもったいないと思っているのか……
前情報なし状態で視聴することがとても多いのです。

それは、ガイドブックなしに旅行していることにも似ています。
だから新鮮に感動したり、面白いことや発見はあるわけですが、それで終われないほど、強欲でもあります。
旅行途中、少しづつ土地勘がついてた帰り際あたりになると、歴史や郷土的美味しいお店を調べたりするわけです。で、やだーー!! あそこってああだったんだ!! もっと食べればよかった。 あれもこれも買えばよかった! とか1人で残念がるわけです。そのパターンわかったんだったら替えたらいいじゃんって思うこともあるけど、行き当たりばったりにしないと味気ないじゃんっておもっている私もいて、むしろそっちを大切にしちゃってるわけですね。
そう。人生と性格は、矛盾とともにある。

で、「舞妓さんちのまかないさん」なんですが。

シミイリマシタ。

15才の女の子2人が、相手の人生を支えながら自分の道を本気で生きるお話なんですが、15だよ? 
ああ、たかが15。されど15。
成人式そろそろ3週目に差しかかろうかっていう老婆心を、自分の価値観から引きはがして、視点を変えて鑑賞しました。

置き屋のお母さんが松坂慶子さん。もう一人の若いお母さんが常盤貴子さん。
祇園で人生をまっとうしている2人の判断と指導を、私も間接的に受けさせてもらったつもりになりました。

青森出身の2人の少女が、祇園で1年暮らす映像や文化的背景も描かれています。
京都の暮らしになじみがない私からしたら、京都留学している感覚でワクワクしました。通過儀礼や年中行事、季節の取り入れ方や出汁のとりかた。
是枝監督って、人の暮らしの中の一番素敵な核を映像にするの、ほんと巧い。描いてくれたそこ、私のツボでしたっていう短いシーンの連続。
で、さっきの矛盾の話題ですが、
この作品に関してはなーーんにも知らずに観て良かった。知らなすぎるゆえの痺れ感、味わいました。あらすじとかではなく、京都とか祇園のこと。
私が韓国ドラマを観すぎて、韓国という国の文化や食、ファッションや慣習、庶民性に関心がむいたように、
世界中の人達がこのドラマで、旅行では触れることのできない日本の魅力、京都の魔力の虜になっちゃうんじゃね?? なっちゃっめくれ!という確信を持ったのでした。


個人的な話ですが。
ワタクシ、昨年から着物の気付けを習い始めまして。家族も親族も、だーーーーれも着物着ない環境なんですけどね。
なので、ゼロからのスタートなんですが、すっかり沼の住民なのです。
ドラマの中ではね、松坂慶子さん、常盤貴子さん、戸田恵子さんたちが、これまた贅沢に全シーン着物なんですよ。
しかも、めっちゃくちゃ美しいというのか、贅沢というのか、粋というのか、ちょっと形容する日本語を知りませんけれど、色気と艶やかさと清楚さあふれる着物映像にも、釘付けでした。着物齧って良かった!!
なんかもう、大絶賛してますよね。(笑)

9割韓国ドラマを観ているワは、韓国ドラマの感想を書き留めようとこのnoteを始めましたが、そしてちっとも書かないわけですがw
とても素晴らしい日本作品をどうしても書いておきたいなと思いまして。

ちなみに、noteを書く時間も惜しむほど見ていたのは
「ドドソソララゾ(Netflix)」「偶然みつけたハル(Netflix)」の2本。

そうでございます。
還魂2ロスからの、
イ・ジェウク祭を1人で開催していたのでした。
気が済みましたので、大好きなユ・ヨンソク主演の「愛と利と」に行くか、
「偶然みつけたハル(Netflix)」から、「流れ星(Unext)」のキム・ヨンデが気になっているので、彼を追うか悩んでいるとこです。

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