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「美は暮らしの中にある」民藝展@世田谷美術館

世田谷美術館でやっている民藝展に行ってきました。
ワタシが住んでいる東京都下からは、アクセスが良好っていうところではないので、初めての美術館でした。

「私はなによりも普段使いの品が健全にならずば
この世は美しくならないと思うものです」

柳宗悦「民藝の趣旨」1933


1933年にこんな素晴らしいことを綴った柳宗悦さま。
調べたら1933年って昭和8年ですって。
その柳宗悦氏の美意識の集大成といえばこちら。こちらも民藝好きの聖地。
ワタシも大好き♡


「美は暮らしの中にある」


ええタイトルやなぁ。痺れる!

暮らしの中に、美を取り入れて暮らすそのことが、民藝なんだなぁ。
調度品や家具、食器や纏うその品物への賛美のみならず。

民藝好きはみんないう。

ともかく使おう。飾る、しまうではなく、使おう。

そうだそうだ、使おう。
好きなものは全部使おう。
ワクワクするものを使おう。
大好きって思うものをたくさん愛そう。

世田谷美術館の展示、とても楽しかったです。

「沖縄でいいと思った陶器(やちむん)を買い集め、民藝家たちを集って再訪し、また蒐集し……それが戦前なので、戦後に貴重な資料になった」とか
「南米旅行のさい、市にいってテントの奥のすみっこにあったこれを見つけ、買って着用して楽しんだ」とか
「小鹿田焼(おんたやき)の窯元に20日滞在してた」とか
「京都で重くて持って帰れないくらいの大皿を蚤の市みたいなとこで買い、タクシー代の方が高くついた」とかw

そんなちょっとした紹介文が、ほんとに面白かった……

もう、すごすぎるでしょ!! 破天荒にもほどがあるけど、そんなエネルギーを惜しみなく押し出してくださったおかげで、100年後のワタシタチは、民藝っていう美意識と暮らし感を味あえています!!!
と、なんだか参拝しているような気持で回りました。

民藝展いくと、いつも思うのが、
「うわ、あの人のバッグ素敵」「うわ、ヘアースタイル好きすぎる」「あのスカート、どこで買ったんだろう……聞いちゃおうかな……」ってなるの。
集まる人たちも好き💙

ま、好きな世界ってそういうものですよね。


珍しくスカートで行った。


雨オンナで高名な友だちと一緒だったんだけど、珍しくお天気がよかった本日。
今日もたくさん迷子になり、歩き回ったんだけど、
迷子のなると歩数が伸びるから得した気分だよね💛
っていいながらw
本日、10000歩オーバー。半分は迷子歩数。



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