「やれっていってもやれる人は育たないけど、面白そうってなると、人は自らやっていて、気づいたらできる人になっている。」
ムスコとワタシがくしゃみをしていたのが先週の日曜日。
ワタシなんて、100回くらいくしゃみして、尿漏れまで体験しちゃって、やばい!! ついに更年期から老年期よ! とか大騒ぎしていたのですが、
ただの風邪だった……
月曜日から、息子が発熱。発熱っていっても7度8分くらいで、今回のは咳と鼻水と喉痛がメインの風邪らしい。
彼がひたすら家にいるから、つい行動を観察しちゃうわけです。
基本、寝てばかりでしたが、起きてくると、ナニガ食べたいか自分で考えて、決めて、自分で冷蔵庫を開けて、調理して、食べる。
食べ終わったら洗って、シンクも綺麗にして、ベッドに戻る。たまにメールで「納豆終わっちゃた。買ってきて」「グミと冷凍エビ」などとオーダーが入りました。
なんか、こんなことが当たり前になってる。
これは、ちょうど1年前に、ワタシが右肩の手術、入院、3ヵ月片手生活、1年リハビリって決まった瞬間から、子供たちに課した課題だったんだなぁって思い出しました。
そういう理由があってだけど、ちゃんとできるようになっててよかった。
うちはオットも料理をするオトコで、朝から夕飯を仕込んで仕事に行くような人だから、家庭環境的にはお母さん以外の人が料理をすることに、特別感はない家だとは思うのですが、それにしても手がかからないなぁって感心しました。
たまに、
『奥さんが熱出してるのに「チャーハンでいいよ」とか「ちょっとでいいよ」っていうオット』が、SNSとかで猛攻撃受けてるのとか読みます。
20年前に読んだ「はじめてのお産」っていうマニュアル本には、入院中の旦那さんへのご飯をどうするか、っていうアドバイスが書いてありましたしね。冷凍しておきましょうとか、そういうことが。
いやいやいやいや。
世の中の新米パパのお母さんたち、あんたさまのムスコに家事をしっかり伝えましょうよって思いました。
「はじめてのお産をする妊婦さんを大事にしようぜ? 不安だらけの妊婦さんに、いつ生まれるかドキドキしている妊婦さんに、どれくらい痛いのかハラハラしてる妊婦さんに、オットの飯の支度をしていけと???? コンビニもあるし、冷凍食品もあるというのに? なぜなの?」と、オットに八つ当たりをしたことを想い出しました。ぜーーはーー。
っていう経緯もあり、ワタシはムスコに積極的に家事、はいどーぞってお任せしている次第です。
高校生の現在、誰かと交際もしている様子はなく、シンプルに二次元オタクみたいですが、
彼と一緒に暮らすパートナーのかたから、
役に立たない、動かない、家のことは他人事か! なんて言われない程度に、暮らし全般、自分がかかわるチームの分くらいできる人であれ、をスローガンに掲げてたんだったなぁ。
ま、ムスコが料理をするようになったのは、オットの影響もあるだろうけど、なによりYoutubeのおかげ。
魚を捌いたり、料理をしたり、野生の食材を調理したり、そういうユーチューバーの方たちの動画のおかげです。
そゆうのを興味を持ってみてるってのは、彼の資質かもだけど、たぶん世の中のブームになりつつあるんですよね。
料理男子が。
「やれっていってもやれる人は育たないけど、面白そうってなると、人は自らやっていて、気づいたらできる人になっている。」
なんてことをうすぼんやり想っていた1週間でした。
面白そうくらい、振り切れたチカラはないですね。
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