コカコーラマシッタ… アイドルが躁鬱拗らせて閉鎖病棟に入院してみた 前日譚

入院1ヶ月が経った今ならよいかな〜という気になったので
入院直前の日記を公開

コカコーラは美味しいという意味の韓国語のタイトルで始めましたがとりとめのない自問自答の記録です。

最近傾眠が酷くて1日8時間ぐらいしか起きてない というか起きれない 気を失ってる
日光浴びたいのに起きる時には児童の帰宅を促すチャイムが流れてて、
またやってしまったという罪悪感と
どこへというわけでもないが逃げたい衝動に駆られながら目を瞑っていたら19時になっている
起立性調節障害が酷くて起きられず学校に行けなかった中学生時代を思い出す日々

1週間の気温差と気圧の移り変わりすら躁鬱みたいな毎日でぐったりしてたら4/2の昼下がりに一報の留守電が
「入院日程についてご案内がありますので折り返し…」
ここで全てを察して聞くのをやめた
ついに、というより予想の4倍ぐらい早い

心の準備が整ってなかったけど電話を無視する訳にはいかず落ち着く為になんか家にあったポンカン食べながらかけ直した(態度悪くてごめんなさい)

やっぱり入院 4/8に
退院日はわからないけど1ヶ月〜3ヶ月の間

まだネイルもオフしてないし入院前最後のカラオケもしてないし実家から取り寄せたい私物だって厳選してない
というか、何もかもする気が起きない
向き合うのが怖い これは病気とかではなく己の弱さそのものなのではないか

入院を決めた時、一日一日を後悔しないように
全部の選択を丁寧にやっていこうと意気込んだけどなんかあんまり気候とか気圧に勝てなくて思うようにならなかった

たぶんこういう状態の時ほど入院した方がいいのは頭ではわかってるけど、わたしは昔から環境の変化にめっぽう弱い
その癖完璧主義者 だからせめて心と物理的な準備だけは不足のないようにしたかった
なんて面倒くさい人間なんだ 入院だって自分で決めたじゃないか

22歳、或いは23歳に差し掛かる可能性のある1〜3ヶ月を病院から出られなくする選択をしたのは結構博打である
でもここで一回めちゃくちゃ向き合わないと一生ひん曲がったまま、他者と関わった時迷惑をかけ続け、結果自分も傷つくことになるから
もちろん退院しても外来に通う日々は続く
一生付き合っていかなければならない課題

いつからだろう 自分から平坦な精神状態がなくなり正常な判断がつかなくなったのは
対人スイッチみたいなのは昔からあったけど
それはもっと極端なものではなかった気がする
幻想かな、くるしいな、にげたいな、
どこへ?と聞かれてもわからないんだけど
こんなこと言ったら怒られるかもしれないが
砂浜の落書きが波に攫われるように消えたい
本当に入院したらマシになれるのかな
でも今まで無駄なことなんかなかったよな
大丈夫だよな

自分の記録用だけでなく
わたしが色んな人に助けてもらったように
誰かの参考になったり似たような人もいるんだなと安心材料にしてもらえるように(烏滸がましいけど)
今年からつらつらとありのままを書き留めてインターネットの野晒しにしてるけど
それすら間違ってる気がしてSNS全て消して誰もかもに忘れ去られたくなる衝動に駆られる日もしばしばある

最近ほとんど寝てるから物理的にたばこに手が伸びる時間が減って実質減煙に成功している
それは不幸中の幸いかも
たぶんいきなりやめたら禁断症状でえらい目に遭うので…
入院先で喫煙できるかどうか曖昧だったから
念の為さっき買ってきた一箱でフェードアウトできたらいいな

寝て起きたら入院前最後の楽しいお出かけかな
いつぶりか思い出せないメイクをして可愛いお洋服を着る気力があればいいな

なぜかコカコーラが飲みたくなった
基本炭酸を自ら選んで飲むことがないのに年に2回ぐらい飲みたくなる
でも500mlは飲み切れないからいつも300mlを手に取る 本当にちょうどいい おいしい
300mlを作って販売しようと提案した人を生涯全肯定したい

ああ、ずっと漠然と大きめの不安がいる ずっと動悸がする
ちゃんとお薬飲んでるのになあ
でも別に死ぬわけじゃないんだし長くても3ヶ月でお家に帰れるんだから
こんなに首を垂れても仕方ないから朝に備えて湯船に浸かろう


ひとつ叶わなそうな後悔があるとすれば、
満開に咲いた桜の並木道を歩きたかったな

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