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自分はもう少しできるヤツだと思っていた

四十代最後の年も、はや明けてしまった。

もう半世紀も生きてるのか、と思うとびっくりする。
そしてその半世紀を振り返ってみれば、なんということでしょう。

何もしてない。

私は子無しなので、子孫すら残していない。

子供云々はさておき、この何もしてない自分をしげしげと見つめて思う。

「自分はもうちょっとできるヤツだと思ってたのにな…」と。

人生半世紀、後悔ばかりである。
たとえ後悔ばかりであったとしても、死ぬ間際に

「おおむねいい人生だった」

と思うことができればそれでいいとは思う。

だって後悔のない人なんていないでしょ?
誰だって多かれ少なかれ、何かしらの後悔はあるはずだよね。

それにしても自分は、もうちょっと頭がいいと思っていたし、もうちょっとできるヤツだと思っていた。

けど、この年になってそれはもう全然、明らかに、はっきりと、勘違いだと判明した。

もちろん自分なりにはがんばってきたつもりである。

が、冷静に振り返ってみると、私は
結構飽きっぽいし、
人のせいや環境のせいにすることもままあるし、
他人の意見に流されやすくて、
自分のことも自分で決められていない。

客観的に見ても、「自分なりにがんばってきたつもり」の、がんばりレベルが明らかに低い。

二十代前半の頃、親に
「私は大器晩成タイプだから」
などと言った覚えがあるが今ならわかる。

大器晩成なんてありえない。

名を成しているような人はたいがい、若い頃からもうすごい。
子供の頃からとびぬけている。
そしてそのがんばりレベルも、おそらくとびぬけている。
だからこそ名を成せるのだと思う。

そうできなかった人間が大器晩成なぞ、ちゃんちゃらおかしいわけで。

今の私は、自分ががんばってきたそのレベルに見合ったしょっぱい生活を送っているが、さも然りというやつだ。
もはや残りの人生のほうが少なくなって、今さら何をどうこうできるとは思わないが、せめてひとつでも後悔を減らせるようにはしていきたい。


自己紹介代わりに書いたものです(笑)
別ブログの一番最初の記事でもあります。

ブログとnoteが重複しますが、こちらにはエッセイだけをupしたいと思っています。

現在50代で、子無しの年の差夫婦で、うつ病や借金も経験した、コンビニバイト歴だけは長い、求職中のどこにでもいるフツーのオバサンが書いています。

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