見出し画像

会話上手になりたい

昼休み、エレベーターで懐かしい人を見かけて、声をかけました。数年前に、1年間参加した研修で、同じプロジェクトのメンバーだった人。「○○さん?」不安げに尋ねると、覚えていてくれていたようで、ほっと一安心。

「異動したんですよ」
「あ、わたしもです」
「そうなんですか、どこですか」

え、あ、どこ、と言われても…数多あるグループ会社の端くれのわたしの部署なんて、この本社のお兄さんにはわからないだろうし。ていうか異動して、さらに異動して戻ってきちゃったし。とあたふた考えた挙句、オフィスのあるフロアを答えるわたし。

そのあと、ひとりになってふと、考えました。あの人は、「どこに異動したんですか」って聞いてほしかったのかな、と。すぐ「わたしもです」なんて、言っちゃった。相変わらず他人に興味がない自分に苦笑してしまいました。


でも、たぶんあの人とて、わたしの異動先なんて、興味がないはずです。それでも「どこですか」と聞くのは、一種の会話術のようなものなのでしょうね。

時々、おしゃべりが上手なひとに会うと、感心してしまいます。わたしは、ついつい自分の話をしすぎてしまったり、逆に自分を出せずに大人しいひとで終わってしまったりするから。

聞き上手、しゃべり上手、ぜんぶひっくるめて、会話上手になりたいな〜と思いながら、芸人さんのラジオを聴く帰り道。ずっと聴き続けたら、わたしも会話上手になれるかしら、なんて思いながら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?