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二人のバカ男の末路


「バカ」という言葉を
よく使う二人の男がいました。


一人は
「お前バカだな!」
「そんなこともわからないのかよ!」など
徹底的に他人をバカにし続けました。


もう一人は
「俺はまだまだバカだ」
「バカだから、その分レベルを上げられる」など
自分をバカにしつつ、高みを目指し続けました。



他人をバカにする男の生活は
ネガティブな言葉ばかり。

この世界で偉いのは自分ひとり。

友人も上司も全員オワコン。

恋人でさえも
自分のことしか考えらないバカ。

そんな奴らに本当に嫌気が刺す。

「結局いつも俺が損するじゃねーか!」
「何でこんなにバカばっかりなんだ?」

男にどんどん貯まっていくストレス。

何とも言えないもモヤモヤした感情。


「誰か俺を助けてくれ…」

そんな声は誰にも届かない。

心の苦しみを解消する方法は見つからない。

だから、
今日も他人をバカにすることで気持ちを紛らわし
ネガティブな現実を消化していく。

ずっと彼の現実は変わらずに
誰からも愛されることなくモヤモヤ感を抱えたまま、
寂しくその生涯を終えた。




自分をバカにする男の生活は
ポジティブな言葉で溢れていた。

「俺はバカだ」
と思いつつも、
「だったら、もっと上に行けるじゃないか!」
といつも前向きだった。

諦めるのでなく、
可能性を信じていたから。

自分が持ってない部分を
人から見つけ出し、学んで、どんどん蓄積する。

現状の自分を受け入れて、
毎日少しずつでもできることを増やしていった。

新しい発見ばかりで
心が躍るようなワクワク感が溢れ
1日1日がすぐに終わっていく。

彼は人に必要とされ、
彼自身も他人を必要とした。
そんな彼の周りには沢山の人がいた。

多くの人に愛され、
充実感に溢れた人生を全うし、
笑顔でその生涯を終えた。




二人の男は「バカ」という同じ言葉を使っていました。

でも、その生き方は全く違ったもので、
ポジティブな人生、ネガティブな人生と真逆になってしまいました。


その違いを作ったのは、

『人は変われる』

という価値観です。


他人をバカにする男は、
自分以外が全員バカだと固定化しました。
そして、自分は賢いとも固定化しました。

だからこそ、
「お前たちバカだな!!」
と言い続けられました。

もしも自分より賢い人がいたら
現実が全て壊れてしまうので徹底的にそれを回避しました。

「自分が間違っているのかもしれない」という選択肢に蓋をして、
他人を認めず否定し続けることで自分の世界を守りました。

でも、その結果は虚しいものとなりました。



自分をバカにする男は、
自分はバカだと思いつつもその先もある、
と流動的に考えました。

なので、
少しでもレベルアップするために学び続けられました。


素直に自分を認め、
素直に相手を認めること。

それができたからこそ、
彼の周りには多くの人も集まり
楽しい人生を歩みました。



最近、メディアだったり
TwitterやYoutubeを見ていると
「人は変われるって知らない人が多いなぁ…」
ってすごく感じます。

自分のことを棚に上げて、
目立ってる人に悪口を言ったりして。

自分が成長することを放棄したならそれでいい。

でも、
他人を引きずり落とそうとする必要ある?

あんたらがその人の人生を壊してんだよ。

何かに挑戦する人はすげぇパワーを使って
諦めずに前だけを見つめてチャレンジしてるんだよ。


こんな風に言ったら、

「じゃあ、ちょっとしたアンチになんか負けんなよ。
これに負けるとかその程度なんだよ雑魚。」

って返してきたり。


うるせーよ!!!


ネガティブな言葉には
ポジティブな言葉の2倍の力があって
お前の悪口を見るだけで、無駄にエネルギー使わされんだよ。

ちょっとサクッと言っただけでも、
相手にはザクっと深く刺さるんだよ。

それを抜くのも大変なんよ。


そんな邪魔をしてくるやつが、
10人も20人もいたらどうだ?

その人はすぐに潰れてしまうよ。

自分の可能性を諦めた身勝手な奴らのせいでね。


足の引っ張り合いなら、身内でやってろよ。

親、友人、子供、パートナーも
何一つ変わらない固定化された世界で生きてろ。

そのまま血液型だけで人の性格を決めてろ。

息子のやりたいことを
お金がないからって理由で諦めさせてろ。

現状維持で
変化が何一つない世界で生きてろ。



もし仮に、
そんな人生が嫌だって気持ちがあるなら
全てにおいて可能性を諦めるな。

この世界にあるものは全て変化する。
木、水、岩、海、空、人、考え方でさえも変わっていく。

人間関係も変わっていくし、
パートナーの気持ちも変わっていく。

それが当たり前なんだ。

その前提でこの地球ができている。

だったらその中で限られた今を楽しんだり、
その後の変化の過程を楽しんだり、
自分ができることをやっていくしかない。




なんて、
偉そうなことを言ってきましたけど、
僕も他人を邪魔しようとする気持ちが湧く時もあります。

心の中には100人の自分がいて、
進化しようとするやつ、
現状維持しようとするやつ、
他人を引きずり落とそうとするやつなど、
全員の気持ちが一致していません。

でも、
邪魔しようとするやつが出てきた時には
進化しようとするやつでボコボコに殴ります。


で、進化しようとするやつへと改心させて、
自分の心の統一をしていきます。

スピリチュアル系?
みたいに感じるかもしれませんけど、
コレが本当に効果あります。

少しずつ前に進もうとしています。




ちょっと話にまとまりがなかったんですけど、

今回お伝えしたいのは、

『人は変化する』ことであり

『現実を固定化しない』ってことです。



世界を固定化して、
限界を決めてその中で暮らしていく。

確かにその世界では
居心地はいいかもしれません。

でも、
その先に新しい発見や感情はありません。

あなた以外の人とのギャップが大きくなっていき、
お互いを分かりあうことが難しくなっていきます。
そして、孤独で寂しさの渦巻く道へと進むことに。


そんな虚しい人生から脱出し、
ワクワクや嬉しさで溢れ、時に悲しみや悔しさなど
色んな感情を体感して変化そのものを楽しむ。

好きな人に囲まれて、
リラックスしながら新しいことにチャレンジしていく。

そんな道を歩んでください。



そのためにも、
一緒にバカになりましょう。

バカな僕と一緒に歩きましょう。


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