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眠れない夜が無くなった話


眠れない日がなくなった。理由はわかってる、アルバイトを始めたから。暇と夜は敵だ。暇だと考えごとをしてしまうし、それが夜ならネガティブな妄想が踊り出してしまう。厄介だ。

noteを始めたのは、眠れない夜に、嫌なことを思い出した夜に、悲しくなった夜に。

どうにか言葉を紡いで、嫌になる自分を抑えるためだった。事実、悲しい思い出も嫌な出来事も、もやもやする考え事も。文字に起こせば、少しスッとする気がした、眠ることが許されたように思えた。それでも眠れない日だってあったけど、自分を見つめる時間だと思えば少しは我慢できた。


話を戻して。
お金が必要になり、人生で絶対2度とやらないと決めていた飲食店でアルバイトを始めた。人と話したくなかったのでホールスタッフなんて、やりたくなかった。背に腹は変えられない、だってお金が必要だし。

大学生、という身分ではあるがそれは卒業までのあと半年間だけ。平日は大体7時間くらい働いて、ホールの中を駆け回る。覚えることも多いし、一緒に働く人と楽しく働きたいから、会話も増える。なんでもかんでも「ありがとうございます!」だ。それにお客様への接客中は同じ呪文を50回は唱える。まあ、それが接客なんだろう、同じことばっか話しても面白くないから少しずつ変えてはいるが。毎日レベルアップしていくのが楽しい部分もある、内緒だけど。


あ〜〜〜そう、だから何が言いたいかって言うと。
やることがある日、働いて疲れた〜なんて日は自分にご褒美をあげて、明日に備えてってしているうちに1日が終わってしまうのだ。好きなことをできる時間が少ない!とストレスが溜まるかもしれない、と思っていたがそれは眠れない夜よりもずっとましだった。そりゃそうか、考え事は疲れるものね。


眠れない夜がなくなって、早1ヶ月。誰かのことで悩むこともほとんどなくなった、悲しいことを思い出して泣くことも無くなった。代わりに得たのは明日の自分を想像する時間。生き急いでる、同じような毎日で未来を浪費しているようにも思えるかもしれない、だけどやっぱり眠れない夜よりはよっぽどいいんだ。

今日もきっとよく眠れる。だって明日は大好きな人たちに会えるからさ

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