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KOBE豚まんサミット2020、個人開催!!

突然ですが、TOPの画像見てみて。
これのこと、なんて言います?

全国的に言うと、肉まんが一般的なのかな。

わたしは、幼少の頃よりずっと、豚まんと呼んでます。
関西人は断然、豚まん派が多いはず。

関西では、肉、言うたら牛肉のことやからね。
豚と牛は明確に区別しとかんとクレームの元になります。いやこれほんま。

お弁当屋さんのメニューも焼肉弁当(豚肉)ってちゃんと書いてる。
定食屋さんで『肉じゃが』ってメニューに書いてて、出てきたお肉がもし豚肉やったらちょっとカチンとくるもんね。あれ?わたしだけ??

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神戸の隠れご当地土産、豚まん

そいでね、これはもう完全なる独断ですが、神戸の誇るうまいもんの筆頭に豚まんがあると思てます。

いやね、神戸に住んでたらよう聞かれるんですわ。

「神戸って言えばやっぱり神戸牛ですよね?どこか美味しい店知りませんか?」

なんなん、みんなして牛牛って。

あんな、言うとくけど地元民はそんな高いもんめったに食べへんし、神戸牛って大々的に謳ってる店はたいがい観光客目当てのコスパ悪いとこばっかやろ(←ごめんな偏見やと思うけど)し、そんなん知らんねんって。

申し訳ないけどそれはもう、ガイドブックなり食べログさんなりに聞いてみてもらえますやろか。お力になれんで、えらいすんませんねぇ。

神戸に来たら神戸牛?

いやいや、まあ、そう言わんと、まず豚まんでも食べぃな。

安いし旨いし最高やで。
神戸を代表する庶民派グルメやと思うで。
コンビニの肉まんしか知らんひと、一回食べといた方がええで。人生観変わるから。


そう、わたし、豚まんがめっちゃ好きやねん!


ということで、この度勝手にやっちゃいました。

豚まんサミット、個人開催ー!!


ええ、ほんまにあるんです、豚まんサミットってやつが。

ほらね。‐日本の元気を神戸から‐ やて!

また大きく出ましたな。すごいやろ、さすが神戸!!

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豚まんの宴、開催

そうそう、その豚まんサミットを個人で開催しちゃったよ!っていう、おはなしでした。

春からの例の騒動で、親しい友人と集まったりするのもはばかられるこの頃でしたが、ようやくちょっと落ち着いてきて、少しずつ新たな日常をつくっていこうという雰囲気になってきた感じで。

7月に入って、4か月ぶりにとある友人たちとのお食事会を設けようかという話になり、なにがいいかな…と考えていたわたし。
前月に『あなたの神戸をおしえて』という企画で神戸のいろんなお店が話題にのぼる中、ちらほらと豚まんの名店の名前も聞こえてきてました。

そのせいなのか、わたしの脳裏にひそかにずっとあたためていた願望がふと浮かび上がります。

「そや!豚まんの宴はどうやろか?」

神戸を代表する名店の豚まんを集めて、みんなで食べ比べてわいわい楽しむ、そういう宴を一度でいいからやってみたかったんです。でもそこそこ人数が揃わないとできることじゃないので、こんな機会でもないとなかなかチャレンジできない。

そこで集まるメンバーに声をかけてみたところ、快く賛成してもらえたので、即、開催決定!!

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名店紹介(神戸豚まん御三家)

今回エントリーしたのは以下の3店舗。

まずは三宮一貫樓。(一貫ですが環境依存文字のためか、楼で表記される場合もあり。)

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南京町にある老祥記。

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そして元町の四興樓。(こちらも四興ですが環境依存文字のためか、楼で表記される場合もあり。)

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本家の豚まんサミットにももちろん参加している3店舗。

わたしの中では勝手に、神戸の豚まん御三家やと思てます。

んでね、この3つは距離も近いから買い回りやすいの。家族の多い方とか、お土産に買って食べ比べするの、めっちゃおすすめ。


それではいざ、実食!

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実食

当日、会を開かせてもらうお宅へ、自前のティファールの蒸し器を持ち込んで万全の体制を期すわたし。

これ、うちではもう10年使い込んでるけど、激おすすめ。2段で一気に大量に蒸せるし、タイマー付きでほっといても安全。

それからちゃんと付ける用の調味料もずらり、スタンバイ。
我ながら食べることに関してはぬかりがありません。他のことは抜けだらけやのにね。なんでかしらん。


まずは元町大丸の近くに本店がある三宮一貫樓から。

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店頭でガラス越しに職人さんが豚まんを包む実演をされていて、いつも見とれてしまいます。新神戸駅にもお店があるのでお土産として買いたい方にはとても便利。新幹線に乗りこむ直前に買えちゃいますよ。

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こちらはひとくちめからこれでもか!と主張する玉ねぎの甘みが特徴的な、皮ふっくらタイプ。ふわっ、もちっ、とした皮をかじると、たっぷり詰め込まれたジューシーなあんがホロホロくずれてきて、口いっぱいに肉汁が広がります。

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結構ボリューミーなので、普通は一個で大満足だと思いますが、うちの子はいつも「もう一個食べたいー!」と食べ終わったら即リピ買いをアピールしてきます。


お次は、百貨店の催事でもおなじみの老祥記。

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南京町でいつも行列の絶えない人気店です。なんと『豚饅』の名称はこちらの店から始まったとか。
こちらは当日販売のみで通販もなしなのでいっつも長蛇の列。

個人的に並ぶのが嫌いなので、普段なら足が遠のきがちなお店なんですが、外出を控えている方がまだ多い今なら、普段より行列が短くなっているのでチャンスかも。今回もちょこっと並んだだけで比較的すぐに買えました。

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小ぶりな形が他と一線を画すこちらの豚まんは、お肉の旨味がギュギュっと詰まったあんを包んだ、厚めの皮もっちりタイプ。中身はほとんどお肉なのかな?という感じでしっかりした濃い目の醤油味が特徴的です。

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ふたくちほどで食べられちゃうサイズなので、何個もパクパクいけちゃう。蒸したては特に止まらないので要注意です。


最後は元町の四興樓。

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JR元町駅の西口正面にある老舗の中華屋さん。古くから神戸に住む方には特に、豚まんといえばここの!というくらい、絶大な人気を誇るお店だと思います。

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こちらは肉々しい食感が艶めかしいあんが、甘めでボリューミーな生地に包まれた、皮ふっかりタイプ。ふわっと、じゃないねんなぁ。どっしりしたフォルムを裏切らない、満足感たっぷりの中身がこれぞ豚まんでっせ!と主張してきます。

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とにかくサイズがデカい!これから南京町でディナーでも、と思っている方、夕飯前のつまみ食いには不向きですのでお気をつけて。

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お店紹介(番外編・大阪)

さて、ここまで神戸の豚まんを食べ比べてきましたが、番外編で他のメニューもちょっとご紹介しますね。

まずは、大阪は二見の豚まん。

こちらはなんばにある1店舗のみで、公式サイトがないみたい。

大阪と言えば「ある時ぃ~」でおなじみの551があまりにも有名ですが、ミナミの地元っ子に聞いたら「豚まんはやっぱ二見やで!」と力説されたので、こないだなんばを訪れた際、試しに買ってみていました。

冷凍保存していたものが2つだけ残っていたので、今回の豚まんサミットに特別枠で飛び入り参加。

こちらは玉ねぎがたっぷり入ったホロホロあんが、しっとり柔らかい生地で包まれた、皮ふわっとタイプ。系統的には一貫樓に近い気が。玉ねぎ多めだし、あんがぎゅっと詰まりすぎてないところとかが似ています。

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ちょっと残念なのは底の皮が薄いのか、あの経木のペラペラをはがしたら皮が破れて中身がバラバラになってしまったこと。冷凍保存しておいたからかもしれませんが、買った日にすぐ食べたものもそうなったので、個体差というよりはそういうもの、と覚悟してはがした方がいいのかも。

ちなみに豆知識ですが、豚まんを蒸すときに裏返して経木を上にして蒸せば綺麗にはがれるそう。いつも忘れて普通に置いてしまうので、今度二見の豚まん買ってきたらやってみます!

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神戸ならでは?豚まん談義

そうそう、メニューとはちょっと違いますが『豚まんになにつける?』で意見が分かれるのも、神戸あるある。

醤油?からし+醤油?ウスターソース?からし+ウスター?

わたしの体感としては、全国的にはなにもつけない、ってひとが多い気がするんですが、どうでしょう。

神戸人に圧倒的に多いのが、からしにウスターソースという答え。
なんででしょうね。
知らんけど、神戸でも特に昭和前半の生まれの方々はだいたいそう言う気がしてます。

ネットで調べてみたら、こんなんもありました。

ちなみに今回集まったメンバーは神戸生まれがほとんどいなくて、みんな豚まんにウスターソースて!そんなん初耳!と驚きながら初体験を楽しんでくれました。

一緒に持参したのが、大阪の有名なヘルメスソース。

これね、テレビで紹介されたこともあってか相当人気らしく、数か月待ちの幻のソースとか言われてるんやって。

ほんで、こないだ大阪で見つけたから即買いして、重たいのを抱えて帰ったら、なんと翌日神戸のスーパーで普通に売ってたというね、もうなんやねん。

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でも、ヘルメスさん好評でした。
神戸の地ソース派のわたしも、これは納得のおいしさ。

どこかで見かけた方はぜひお試しあれ。

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お店紹介(番外編・餃子)

さらにさらに拡大して、番外編メニューは餃子まで。

実は先月限定販売されていた、一貫樓のしそ餃子というのがあって、茹でて食べたら美味しいと聞いたのでずっとやってみたかったんです。

6月中に一度本店へお邪魔した際に買ってみたのですが、すでに焼いた状態で売られていて、「あれ?これをさらに茹でる?違うよね?」となってTwitterで聞いてみたところ、生餃子の販売は季節柄ストップされていて、本社工場でなら入手可能とのことでした。

今回豚まんサミットを催すことになって、どうせ一貫摟へ買いに行くなら、ぜひ餃子も一緒に!ということで、本社工場まで行ってみました。

まあまあ一貫樓フリークのわたしも、こちらを訪ねるのは初!

東山市場近くにある本社は、めっちゃレア。
一歩入口入ったら奥には豚まんなどを作っている職人さんがたくさん。身だしなみのチェック表などが壁に貼ってあったりして、マジで工場です。

で、ここだけの話ですが、ここではなんと、豚まんやしゅうまいなどの一貫樓商品の訳あり品を、お得に買えちゃうんです!

えー、びっくり。
神戸に長いこと住んでたけど、そんなん知らんかったで。

訳ありと言っても、ちょっと皮が破れちゃってるとかそういう感じで、味は変わらないので家で食べるなら全然あり!
めっちゃいいこと知れちゃいました。

あ、そうそう、それでしそ餃子やんね。

豚まんを一通り食べ終えた後、ようやく巡り逢えたそれを、たっぷりのお湯で茹でてアツアツでいただきました。

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なにこれ!めちゃめちゃうまいーーー!!

皮がぷるんぷるんで、たっぷり入ったしその風味が絶品!

もう満腹のはずのお腹に、次から次へと、つるんと入っちゃう。
これは危険なやつ!!
付属のたれはもちろん、後述しますが、神戸ならではの味噌だれで食べても美味しかったです。

しそ餃子は8月いっぱいまで。全国発送もできるみたいなので、気になる方はぜひ取り寄せてみてくださいね。

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番外編の餃子がもう一品。

ぎょうざ大学の持ち帰り生餃子。

ここも古くからある神戸の名店。わたしはもう20年来のファンです。

こちらは包みたての生餃子をお持ち帰りできるので、手軽に家でお店の味を楽しむことができます。焼き方の説明書がついていて、当日に食べない場合は冷凍してから焼くようにとのことだったので、今回は自宅で冷凍したものを会場に持ち込み、ホットプレートで焼きました。

家で焼いてもパリッとした皮と、ニンニクが効いているわりにあっさりした食べやすいあんで、こちらも箸が止まらなくなる危険なやつー!
多めにオーダーしておいて、家族でケンカにならないように仲良く食べましょう。

写真を撮る暇もなくあっという間になくなったので、代わりにお店で食べた昔の画像を貼っときますね。

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そうそう。ここのお店、なかなか独特の流儀ありなんです。

ほら、食べログの備考欄見て。びっくりのハウスルールがあるので初めての方はご注意を。

・お一人様2人前からの注文です。
・飲み物以外の追加注文は不可なので、最初にまとめて注文する必要があります。

だから画像も6人前。ええ、家族3人でこの量でした。

小学生もちゃんと2人前頼まなあかんねんてー。
でも美味しいからひとり2人前なんてペロリ。心配ご無用。


んでね、神戸の餃子と言えば、味噌だれで食べるのが定番。
他の地域にはないみたいで、これ結構驚かれます。

神戸にはメニューが餃子しかないような専門店が数多くありますが、ほとんどのお店で必ず味噌だれが用意されているのが印象的。

えー食べたことない!って方、神戸を訪れた際にはぜひ、味噌だれの餃子、試してみてくださいね。

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ということで、今回の豚まんサミット、おかげさまで大好評のうちに幕を閉じました。

ほら見て、みんな、手が伸びる伸びる。

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楽しくてついつい、食べ過ぎちゃうのが難点ですよ。

このあとのデザートはもちろん、別腹でしたから!


今回は神戸の3店舗を中心にやりましたが、もうちょっとたくさんの人数が集まれる機会があったら、もう少し幅を広げて、もっといろんな店舗のものを取り寄せてやってみたいな。

今回紹介できてないけど、神戸にはまだまだ豚まんの有名店あるし。
大阪あたりまで足を延ばせばもっといっぱいお店もあるし、地域ごとの特徴とかもつかめるかも。


さあ、果たして第二回は開催されるのか?

希望があればいつでも主催しますので、お声掛けください!

そして豚まんファンの方がいらっしゃいましたら、ぜひ次回をお楽しみに。


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