ナポリタンチョコレートって、何?
先日、職場でいただきもののGODIVAのチョコレートをあけていたとき、スタッフの一人がわたしに「ナポリタンってなんですか?」と尋ねてきた。
板チョコの四角い一つをそれぞれ包んであるようなタイプのチョコレートである。
私の中に、「ナポリタンチョコレート」というボキャブラリーはなかったが、たしかにチョコレート包み紙裏に「ナポリタン」と記載してある。
わたしも含め、多くの日本人は「ナポリタン」と聞けば「スパゲッティナポリタン」を思うのでは?
しかしスパゲッティとチョコレートの関連はもちろんなかろうし、ナポリタンがチョコレートの味とは結び付かなかったため、ネットで調べてみた。諸説あるようだが、
「ナポリタン」は、フランスのWeiss(ヴェイス)社のEugène Weissが発明したもの、とする情報もあります。1926年に、観光客向けの「トラベル チョコレート」を開発、異国を感じさせる「ナポリタン」という名を冠したそうです。
という記載があるのを見つけた。
なるほど。
旅行に携行するのに便利なように、板型のチョコレートを小さく一口大につつみ、そしてそれを命名する際、「ナポリタン」が異国情緒を感じさせるためにつけた・・・と。そういうことか。
フランス付近での1920年代の憧れの旅行先がイタリア南部だったのでしょう。きっと当時は「ナポリタン」がキャッチーでお洒落な名前だったのだろう。イタリアのナポリの、活気があり美しい海辺町、そしてそこの人々の話し方や生活が、憧れの町だったのだろう。
ちなみに国産チョコでも「ナポリタンチョコ」で検索するとわんさか出てきた。ひとつのこういう形状のものを示すわけだ。
しかし、明治製菓の、古い古いレトロでかわいいデザインのものもあった。(画像はほかの方のものなので載せられないが)ぜひぜひ復刻していただきたい。
というわけで、今日は「ナポリタンチョコレートはなんぞや」というトリビアでした。
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