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2024年時間が経つの早過ぎ内科

いやあ乱世乱世。
どうもミスター辻道でございます。

この挨拶を見てピンときたあなた。
良い歴史系youtuberだよな、これもな。

ピンときてないあなたはYouTubeで「戦国BANASHI【ミスター武士道】」、続けて「T-Pablow champion verse Select」と検索してください。どちらも僕が最近愛してやまないコンテンツです。


最近愛してやまないものといえば大河ドラマもそうですね。

毎週日曜の夜はケーキ屋のバイトがあるのでリアルタイムでは見れていませんが、実家で録画してもらったやつを定期的に見ています。ミスター武士道チャンネルも『光る君へ』の勉強をしようとYouTubeで調べていく中で出会いました。これを見ながらご飯を食べるのが最近の日課です。

今作は舞台が平安時代なので合戦のような戦闘シーンはほとんどありませんが、その代わりに政争や恋愛の要素がマシマシなので血が飛ばずとも見ごたえは十二分にあります。本当に今からでも間に合うからみんな見てほしい、実家まで来てくれたら録画見せるから。


今のところ一番好きな人物は、ロバートの秋山が演じている藤原実資です。さすがクリエイターズ・ファイルをやってるだけあって演技が上手い。他にもはんにゃの金田とかカラテカの矢部が出てるんですが、芸人だという事を忘れるくらいにみんな演技が自然です。

実資は宮廷での政務内容や日常を『小右記』という日記に事細かく書き綴りました。紫式部は『紫式部日記』を書きましたし、藤原道長も『御堂関白記』を残しています。やっぱり識字率の関係で貴族ばっかりですね。

1000年も前の人々の暮らしが今日において大河ドラマにできるほど詳しく解明されているのは、こうした日記の存在が非常に大きいそうです。歴史的文献というのは時代の流れや時の権力者の一声で失われることも多いです。オハラでいうバスターコールみたいな感じで。だから日記癖のあった当時の貴族たちはえらいし、それらを残そうとした全ての人たちはもっとえらい。


ちなみに僕も去年の6月14日から紙のノートに日記を書いています。まあ日記と言っても、ある企業の説明会で人事に勧められたのがきっかけだったので、当初は選考の進捗とか面接時の反省なんかを書き残すだけの就活ノートでした。

このノートが日記として活動をし始めたのは今年の1月5日からです。そこから今日に至るまでの約3ヶ月、一日も欠かすことなく続いてます。今日の分ももうさっき書きました。えらい!!


僕にとって、ノートとnoteの役割は似ているようで少し異なります。

ノートは基本的に門外不出、誰に見せるでもない自分だけの世界です。だからその時抱いている不満や弱い感情もなるべくそのまま書き記しています。まあすでに何人かには見られたんで完全に他者を意識してないとはもう言えませんが。せっかく生まれたこの習慣を負担に感じたくはないので基本的には一日2,3行、長くても半ページを目安に文量を抑えてます。モットーを挙げるなら「端的・正直・毎日更新」ですかね。

対してnoteは、人に見られることを前提としています。なので、あえて書いてない話や避けている言い回しもありますし、個人名も出せません。書いては消してを馬鹿みたいに繰り返しているので馬鹿みたいに時間がかかります。その分、誰が読んでも情景がある程度は思い浮かべるように心がけてます。あとはふつーに書き進めると堅っくるしくなりがちなので、ネットのノリなんかも頻繁に引用してノリも意識してるつもりです。こちらのモットーも挙げるならば「ポップ・詳細・読みやすい」ですかね。

どちらも共通するのは「楽しい」という事です。そう、僕は「書く」という行為が楽しくて仕方ないんですよ。現在22歳と9ヶ月弱、生涯を通して楽しめそうな趣味と既に出会えているのは僕の人生における最大の幸運なのかもしれません。


「何を言うかは知性、何を言わないかは品性」という言葉があるじゃないですか。これは本当に真理を捉えているというか、的を射てるなあと昔から思ってます。何を言わないかというのは思いやり、つまりは想像力に繋がっていると言えるでしょう。何においても引き算ができる人というのは物事の本質が見えている賢い人だと感じます。「あえて言わない」と「あえて言う」、これらをスマートに使いこなせるスマートな男になる事が当面の目標です。

現状、僕はこの能力が著しく低いために、頭に浮かんだ事が気づいた時には声になっているという経験が多数あります。自分の言葉足らずもしくは蛇足のせいで本意ではない伝わり方をしたらすごく困りますよね僕はよく困ってます。もっと多方面を考慮したうえで自分の発する言葉を決めたいのですが、それをするには時間がかかりすぎるし会話というのはテンポが命です。最近は少しマシになってきてますが、意識しているだけなのでやはりまだまだうんちです。

そんなわけで「書く」というのは僕にとても合った表現方法なんですよね。だから大好きです。


話は変わりますが、今夏のサンティアゴ巡礼は諦めました。僕の予定は相変わらずコロコロ変わります。まずね、貯金がまっっったく間に合いません。

北海道旅行とタイ旅行を3月にぶち込んだ関係でふつーに貯金が尽きました。金欠自体は慣れっこなのでいいんですが、仮に巡礼を強行する場合、これから4ヶ月間毎月10万は稼がなければいけないんですね。月5万稼ぐくらいのバイト量が一番心地いいと感じている人間がですよ。しかもこれが最低条件で、その間は飲みだの映画だのショッピングだのいわゆる「娯楽」と思わしき行為全てを可能な限り自粛しなければなりません。

ちょっと待てと!!!

それって生きてると言えるでしょうか?人生楽しめてるでしょうか??答えはNoです。しかもそんなけ我慢した上に夏休みの40日間も捧げるんですよ。社会人になった友達なんかはただでさえ遊びづらくなったというのに「みんな10月になったらいっぱい遊ぼうね~」状態ですよ。こんなん最後の学生生活が修行みたいじゃないですか。

やはり多くの巡礼者たちと同じように、仕事を辞めたとか余命が分かったくらいのビッグイベントが起きたらその時は人生を見つめ直しに行こうと思います。まあこんなに文句言ってますが、今年行きたかった気持ちはすごく強いので悔しいです。つくづく感じますがお金って大事ですね。

そんなわけで卒論のテーマがまた振り出しに戻りました。やっぱり平安時代がやりたい。なにかしらで平安時代を研究したい。大河のおかげでこんなにもこの時代に興味を持てたんでね。今のところは「日記」とか「平安文学」を手がかりに良さげな題材と出会えないかな~なんて思っていて、とりあえず図書館で瀬戸内寂聴訳『源氏物語』を借りて読み始めました。瀬戸内寂聴さんは中学生の頃に友達がTwitterの裏垢のヘッダーにしていた以外に接点が無かったので勘違いしてましたが、むちゃくちゃすごい人なんですね。


気が付けばもう4月、変化の季節です。同級生の多くは社会人になりましたし、僕は僕で前期が始まろうとしています。このnoteにたびたび登場しているお寺の友達もいよいよ明後日が出家日です。朝の5時15分に家に来てと言われたので、なんとか早起きして写真撮って見送ってきます。

昨日友達と電話しながら履修登録を考えていたんですが、将来のために「会計」の授業を一緒に取ろうなんて話になりました。入学当初はいかに楽に単位を取るかばかり考えていたし周りもそんな会話で溢れていた気がしたのに、単位でまみれた5年目ともなると人間少しは変わるもんですね。FPの勉強もしたいなとかぼんやり思っていたので、半強制的に勉強するためにもその授業は取る予定です今のところは多分はい。


先日、『PERFECTDAYS』という映画を観てきたんですがとても良かったです。ただ公開からもうだいぶ日が経っており僕も上映終了にぎりぎり滑り込んだので、もう大半の映画館ではやってないかもしれないですね。

役所広司演じる主人公は東京都内のトイレの清掃員なんですが、毎日毎日なんの代わり映えのない再放送のような日常を送っています。というか送るように心がけているんですよそれが彼の幸せだから。同僚に「そんな生活楽しいんですか?」なんて聞かれるんですが無口な彼はただただ笑ってます。でもやっぱり永遠に同じ日々というのは続かなくて、自分の心地いいルーティンまみれ生活も少しずつ崩れていくんですよ。もちろんそれであたふたもするんですけど結局最後には笑顔で終わる、みたいな映画でした。

いやあほんと吉良吉影みたいですよね。ただ、自分の平穏を壊されるのをキラークイーンを使ってでも全力で拒む吉良吉影と違って、この主人公には壊れたら壊れたで人生そんなもんだよな~ふふっみたいな諦めがありました。

小さい頃は「親も自分もみんないつか死ぬ」という事実が心底嫌でしたし、卒業を機に毎回学校の友達と散り散りになるのも憂鬱でした。ただ、この歳になると死への覚悟もある程度はできましたし、ほんまに縁がある人とはそう簡単に関係も切れないと分かりました。変化をあまり恐れなくなったのが僕の最大の変化ですね。

noteを更新し続けてくれたり、たまにいいねをくれる人たちのおかげで僕もこのアプリを開く癖がついているので、みなさんどうかそこだけは変わらずにいてください。



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