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メガシャキ2023総括

現在朝の5時16分。こんなに気持ちのいい朝はいつぶりかと驚いてます。

ここ数年、慢性的な眠りの浅さに苦しんでおり「あ~まじで寝たな~」と感じられた記憶がほぼ無いです。基本的に途中で何度も起きるので。

昨晩はあまりの眠さに耐えかねて21時半にスマホを閉じベッドへ直行。爆速で寝ました。ほんで次に目が覚めると0時。暗闇の中で5分ほどSNSに目を通してまた目を閉じます。この癖のせいで年々視力も落ちてるし、眠りも浅いんだと最近気付きました。いい加減治したいんですけどね。

そして再び起きたのが4時。二回目の睡眠では中高大の友達がごちゃ混ぜに登場する愉快な夢が見れました。ちょうど良いところで夢が終わった事も相まってか、最高に目覚めが良かったです。そんなこんなで久しぶりにnote書く気になりました。月に一本は意地でも維持したいです。


1か月くらい前に「椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常」の最終公演を映画館で観てきました。

今年行われた全国ツアーが留学の時期と丸被りしたせいでまたしても椎名林檎を拝めなかった僕にとってこの上映は願ってもない機会だったので、すぐさま予定を空けました。

割と早めにネットで予約したのですが、僕が見た時には座席がすでに半分以上埋まっていたのでなんか嬉しかったです。こんなにたくさんのOTKがいるんやなあと。


でまあ見て来たわけですが、もうただただ感動しました。
生演奏やとこういうアレンジになるんやとか、なんて可愛い振り付けと衣装なんやとか、Daokoでか~とかもう色々な事を考えてたら28曲があっという間に終わりました。「意識」と「青春の続き」を聴けたのがなによりも嬉しかったですね。

今回のツアーのテーマが「諸行無常」だった事もあってか、最後のエンドロールで「この公演は一度きり、二度と同じ演奏はないだろう」みたいなメッセージが書かれていました。

今年で活動が25周年を迎えたという事でめでたい反面、あと何回ライブをしてくれるのかなと感じているのも事実です。そういう意味でも今回観に行けて本当に良かった。末永く活動を続けてほしいです。


活動25周年といえば宇多田ヒカルもですね。これを記念して3日前に「初のベストアルバム」と「6年ぶりの全国ツアー」が発表されました。

この人の場合はロンドンに住んでいるので、次にいつツアーがあるかがいよいよ分かりません。死ぬまでに生で聴いておきたい曲がごまんとあるので、今回のチケットは死ぬ気でもぎ取ります。

とにかく来年の楽しみが1つできました。


もう年末なので今年を振り返るムードになってきたんですが、2023年はこれまでで一番ライブに行った1年になりましたね。
4月のManeskin、7月と9月の羊文学、8月のサマソニ、11月にはSPOTLIGHT大阪編も観に行きました。そして今週はカネコアヤノ、来週はずとまよです。

最近改めて感じましたが、僕の好きなアーティストって圧倒的に女性ボーカルが多いです。椎名林檎なんかが顕著な例ですが、自分の性が女だったらもっと自分事として共感できたんだろうなと思える曲ばかり聴いてる気がします。これほんとなんでなんですかね。

最近導き出した結論なんですが、女性の声の方が聴いていて落ち着くからなのかもしれません。
暇さえあれば音楽を流したい人間なので毎日聴くとなると耳障りの良い声を自然に選んできたのかもしれないな、というのが僕の予想です。


今年より一層好きになったのは「羊文学」です。

羊文学を聴いてるととにかく心が浄化されます。すごく体に良いものを取り入れている感覚になるんですよね。最初のEP「トンネルを抜けたら」みたいに荒々しい音も好きです。この前「雨」を演奏してくれた時はむちゃくちゃ嬉しかったです。

ただ、僕にとっての羊文学の魅力は「優しさ」に尽きます。これに関しては3人の演奏ももちろんですが、やっぱり塩塚モエカさんの声が大きく影響してます。とにかく聴き手に寄り添ってくれてるなあと感じます。



先週「12 hugs(like butterflies)」という新しいアルバムがリリースされました。呪術廻戦のED「more than words」やドコモのCMに起用された「永遠のブルー」、ドラマのエンディング主題歌「FOOL」など、たくさんの人が羊文学を知るきっかけになったであろう曲が今年は多く生まれたように思います。そんな中で今回はどんなアルバムになっているのかとわくわくしながら聴いてみました。

最後の12曲目が終わった時、正直あれ?と感じました。
なんか聞き心地は良かったんですけど、あまり刺さらなかったんですよ。実は9月のワンマンの時に新曲をいくつか歌ってくれたんですが、その時も「あ~音が綺麗やなあ」くらいにしか感じませんでした。

ただ、2周目を聴いてみたら感想が180°変わりました。いやなんでこんなに変わるんやと、1周目雑に聴いてたんじゃないかと自分でも思いました。まあこれ僕はよくある現象なのであんま気にしてません。アルバムを理解するには最低でも2回は聞けってことです。


なんかどの曲も単体で単体で聴きたいというより、このアルバムのこの流れで聴きたいと思わされます。この曲順で聴くから意味があるし真価が発揮されてるような気がします。偉そうなのは百も承知ですが、この「アルバムとして聴きたいと思えるアルバム」というのはなかなか出会えるものじゃありません。特にCDを買わなくなり、サブスクで次から次へと曲が流れる現代においてこの傾向は今後も加速すると思ってます。

さっき書いたワンマンで聴いた新曲たちも流れの中でやって来たらすごく好きな曲に変わりましたし、歌詞もすっと入ってきました。椎名林檎の「加爾基 精液 栗ノ花」とか宇多田ヒカルの「初恋」を1周した時みたいな、アルバムとしての満足感というか完成度を味わえます。

あと聞き心地なんですが、これ意識すればするほどすごいです。最初から最後までずっと気持ちいいんですよ。過去の3作と比べると一曲一曲のぶっ刺さり度は低いですが、アルバム全体の中毒性はぶっちぎりです。ほぼ2年おきにすごいアルバムを出し続けてくれるので感謝しかありません。


気付けば時刻は7時48分です。外はすっかり明るくなりました。とにかく今の楽しみは今週のカネコアヤノと来週のずとまよです。それと24~25日のケーキ屋出勤もですね。普段はワンオペなんですが、1年で一番忙しいこの二日間だけは3~4人が配置されます。みんなでひたすら予約分のケーキと当日買いに来たケーキを渡していくあの終わりの見えない雰囲気とそれをもらう幸せそうなお客さんがすごく好きです。ケーキ屋って幸せな仕事だなとつくづく思います。

とりあえず2023年を気持ちよく締めくくれるように残り三週間も楽しみ尽くします。






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