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自身の傾向、生まれつき?後天的①

こんにちは、ミミいです。私は心理学の専門家ではありませんが、心に興味があり貪欲に知識を吸収しては良いと思ったら実践しています。

さて、ずっと思っていた疑問。一般的に性格と呼ばれている、自己の思考傾向や行動傾向ですが、遺伝的要素や生まれ持った脳の特徴といった生まれつきの要素なんでしょうか?それとも生まれ落ちた後の環境や、経験の蓄積なんでしょうか?昔々、私が学生の頃、職業訓練課程に心理学があり、そこでの授業では先天的要因と環境相互作用と説明されたのを覚えています。

そんな抽象的な説明が腑に落ち、若かりし頃の私は、そうなんだと妙に納得しました。そして最近、何が先天的で、何が後天的なのかなんとなくですが、わかってきた気がします。

今回は先天的な要素の話をします。

先天的もので影響の強い要素は感じ方の違いだと思ってます。私は人の表情や態度に敏感でして、特にマイナスな感情を鋭く感じ取ってしまうタイプ。子どもの頃は感じたものを上手く言語化できず、処理できず、なんだか辛くて悲しくてよく泣いてました。泣き虫だからいじられてからかわれて、それも辛くて。

今思えばこれはどうする事もできないんですよね。感じちゃったものは無しとならず、苦しいと反応してしまう。人より刺激を強く感じとり、小さな事も感じとるから回数も多い。

人は生まれたばかりのころは快と不快の2つの感覚を持ってます。お腹が空いたり、お尻が排泄物で汚れたら不快だから泣きます。ミルクを飲んだり、オムツを替えてもらったら快だから泣きやむ。成長の過程で快と不快はそれぞれもっと細かい感情に分化していく。不快が多いとマイナスな感情が育ちやすい。

しかし、感じやすさをカバーするほど、親が面倒をみてくれたらどうでしょう?敏感でも不快を感じる時間は少なくなり、安心して過ごせますよね。こちらは環境要因です。

話を先天的な要素に戻しますが、人は発達の過程で自他の境界がある事を知り、他者それぞれに考えがあると理解し、他者の視点に立ち考える事ができるようになります。また、具体的なことから抽象的な概念が理解できるようになります。しかし、脳の働きが偏って発達がスムーズでなかったり、全体的に発達が遅いとどうなるでしょうか?

発達がスムーズにいかず、大人になっても多角的に考えるのが苦手で、自分の視点や感覚からしか物事を見る事が出来ないとします。そうなると嫌な事があると感情的になりやすかったり、人のせいに考えがち。そんな人は人付き合いで苦労しますよね。これらは先天的な要素の影響が大きいと言えます。

もう一つ忘れてはいけないのは、いわゆる少数派の人達。天才と呼ばれる人も含まれます。これらの方は人と違う思考があったり、感覚を持っているから自分の考えが理解されにくく、共感してもらえない事が多い。先天的な要素が影響し、傷つきやすい状況になりがちな人達だと思います。

先天的な要素って、自分がダメとか、努力が足りないとかではなく、自分ではどうする事もできない特性。幸か不幸か上手く生きる為には、普通?と呼ばれる人より、周囲も自分自身もあなたに合った工夫が必要なんですよ。

長くなりましたが言いたいのは、先天的要素はあなたが悪いんじゃないって事。

次回は環境要因についてお話する予定です。いつになるかわかりませんが。

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