見出し画像

Newコタまり第2号「月」

(以前に書き溜めたコタまりを加筆・修正してお送りしております。)

ふと夜空を見上げると…。あぁ。月が出てます。
今日は三日月。そういえばそろそろ中秋の名月ですよね。

いつも授業が終わって子ども達を外まで見送る時、ふと見上げると夜空に月が出ています。なかなか忙しい時はのんびりと月なんか見てられませんがね。

月は自分で光らず、太陽の光を反射させて自分を輝かせます。すごい地味なんだけど、でもしっかりと光ってます。
太陽の光はすごく輝いて素敵ですが、時には激しすぎる時もありますよね。日焼けするし。月の光はなんとなく優しくて、つつみ込むような感じがします。

月は毎日姿を変えていきます。新月から三日月、上弦の月、満月。下弦の月、そしてまた新月…。
毎日姿を変えるのに、必ずまたもとの姿に戻っています。
月は決して裏側を見ることができないんですよね。常に地球から見ると同じ面しか見えないんです。
月は地球上のどこからでも見えます。同じ時間に、遠く離れてても、同じ月が見れるのって、ちょっと不思議じゃないですか?しかもずっと昔からですよね。
昔の人は、月を見ることによって好きな人との時間を共有しているという感覚を感じたっていうのも、なんとなく不思議で、ロマンチックでいいじゃぁないですか。古文読んでるとやたら月って登場するんですよね。一度離れたら、もう二度と再会することもない時代。月は大切な存在だったのかもしれません。

ちょっと気づいただけでも、これだけあります。不思議ですよねぇ。いろんな側面が月にはあります。でもやっぱり主役は太陽で、月は脇役。決して表に立つことはないんだけど、下で何かを支えている。そんな感じがするのはみみまりだけでしょうか??

みみまりはこんな月でありたいなぁ。と、思います。
どんな状態に置かれようと、形を変えながら、しなやかに生きていきたい。でも、やっぱり元に戻ることのできる柔軟な頭を持っていたい。
地のみみまりは、主役に立つっていうキャラじゃないんすよ(笑)どちらかっていうと影の存在(笑)暗いっていうんじゃぁないんですがね…。

どんな人でも、どんなことでも、月の光のように優しさで包みこめるような、そんな大きな人間になりたいもんです。

とはいいつつも、なかなか柔軟には生きていけないもので、へこんだらなかなか元に戻らないし、調子いいといきは調子ぶっこいてしまいますしね…。まだまだ月には近づけそうもないです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?