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大樹のことば:北海道神宮 1

生きるとは
めぐること

喜びが
また 喜びをつれてくる

立つこと
立ち続けること
優しいうたごえを聞くこと
そして うたうこと

鳥がなき
わたしは風になびき うたう

吹き来る波にのりながら
枝をゆらし
葉をこすりあわせるように
なびかせて
わたしが奏でる
うたがある

うたえば
うたがかえってくる

わたしのうたごえに
鳥たちがうたい応え
まわりの草木が響き合い
そして
動物たちも心地よさをもとめ
わたしのもとにやってくる

わたしがうたえるのは
わたしを抱く
このすべてがあるから
大地のちからが描かれる
この流れがあるから

生きるとは
うたうこと
うたを与えられること

めぐるうたごえ
めぐる気の流れ
それは愛

わたしは愛である

*ほとんどメモの原文ママ
*一部、日本語表現を調整

北海道神宮  2023年7月11日


<追記メモ>
*大樹の枝のうねりについて「なぜ?」と質問すると答えてくれました

歌うことがかたちになって現れる
それが
居心地のよさと味わいになって
動物たちをひきよせ
また
わたしに歌を歌わせてくれる
うたが現れて
わたしになる


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