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鉄砲百合(テッポウユリ)

今日のお花は、鉄砲百合(テッポウユリ)です♪
英名:Easter lily
ユリ科ユリ属、日本原産。

日本固有の植物で、球根から育てることができます。
6~8月頃に、長さ10~15cmの純白の花を咲かせます。
小振りで華奢な姿が、日本人の琴線に触れる美しさを持っています。

九州南部から沖縄にかけて分布し、琉球百合と呼ばれることもあります。
茎が細いが花が大きいため、風に揺れる姿が「揺すり」と言われ、それが名前の由来です。
欧米では復活祭に用いられています。
育てやすく香りも良いので、女性へのプレゼントにもお勧めです♪

日本に自生しているユリは大変美しく、江戸末期には輸出が始まります。
明治に入ると日本人による貿易会社も誕生し、生糸に迫る外貨獲得の花形になりました。
ユリで軍艦を造ったと言われる程、日本の経済力、国力に影響を与えます。

【百合の歴史】
日本の書物に百合が現れるのは「古事記」(712年)が最初とされています。
「万葉集」には、「筑波嶺のさ百合の花の夜床にも 愛しけ妹そ昼も愛しげ」と歌われており、百合は1300年前の昔から人々に親しまれています。
この万葉集に歌われた「さ百合」は山百合だといわれています。
日本には多くの百合が自生していますが、その主な種類はテッポウユリ、ササユリ、カノコユリ、ヤマユリの4系統に分けることができます。
カサブランカを代表する大輪で華やかなオリエンタルハイブリッド系の百合は、日本の百合を交配・改良して生まれたもので栽培しやすく、百合人気のきっかけとなっています。
現在一般的に市場に出回る園芸品種は、西洋で日本原産の百合を交雑育種して育成されたものが殆どです。

花言葉は、純潔・甘美・威厳

誕生花は、7月13日、7月20日

下のお花は、オキザリス・トリアングラリス♪
蜂も来ています♪

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