【読了】推し、燃ゆ

どうにも記録しておきたくて、ここへ。(noteは感情の駆け込み寺)

おうち時間が増えたことで、すっかり本が増えております。

kindleよりも断然リアル書籍派。日頃公私共にたっぷりブルーライトを浴びまくってるお目目に紙は優しいからね......。

『推し、燃ゆ』

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そのインパクトあるタイトルだけは知っていて、今回、本屋大賞ノミネート作品ということで、我らが加藤シゲちゃんの『オルタネート』とよく並んで紹介されていたことで、興味を持ちました。(シゲの本買わないんかいという笑)

『芥川賞受賞作』

芥川賞ってそもそも?と思って調べました。

芥川龍之介賞(あくたがわりゅうのすけしょう)、通称・芥川賞。通常優れた純文学を書いた新人に与えられる文学賞のこと。

「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称する、純文学!なるほど!たしかに芸術的だわ!!

推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。

どなたかが「吾輩は猫である」を彷彿させるとおっしゃっていたけれど、ほんとそれ。書き出しからして、このセンス!

あらすじ、内容についてはここでは割愛させていただきますけど(読んでみてね!)

どうなるの!?ってページを捲る指がせわしくなっちゃうほどには引き込まれてしまいました!

残り少なくなってゆくページにつのってゆく寂しさがすごい......そもそもページ数がとっても少ない......河出書房さんはお値段設定強気なイメージ!(そまくんとコラボした時も思ったんですけど......失敬、お話が逸れましたね!)

どう締めるのかなあとは思っていましたが、読了後は虚無でしたよね。え、皆どんな思いで読んだ!?帯の書評を読み返してしまいましたよね!!

今やすっかり隠居しているものの、私もかつてはジャニオタ・しかもジュニア担(今みたいに時代に恵まれていなかったし)という修羅を通ってきた人間なので、この刹那に全てをぶっこむ衝動とか、理解できるはずはないのに、解釈したいが止められない感じとか、今日も推し(担当)がかわいいごはんがうまい!一喜一憂してフと冷静になって、でもどうにも止まり方が分からない!ブレーキすらない!さながらマッドマックス推しとのデスロード!!かつての色んな感情が蘇ってきました。

『推しは背骨』と表現する語彙には、唸りましたよね。宇佐見りん先生のこと全く存じ上げていないのですけど(勉強しますね)、このかたもやっぱり修羅を潜り抜けてきたオタクなのかしら!?実体験ではなく、推測と観察眼によるものだとしたら天才すぎるでしょ......。

かのように、共感もすごかったのですが、それ故に、剥き出しの現実を突き付けられたような、エグさもありましたよね。うへえ。

昨晩読み終わって、エー......と思って寝て、起きて、夫にもブーブー言って、売る!と思ったのが今朝のことなんですけど、不思議なもので、今こうやってコレ書いていると、もう一度読み返したくなってしまってるんですよ。

これで賞取れるなら、私も書くよ!?と豪語していたのですが(かっこわるいですね)つまりはそういうことでした。良くも悪くも、刺さってしまう作品。

流石にご都合展開にはならないだろう......と分かってはいながらも、ワンチャン、真幸くんとあかりちゃんが何らか接触あるかなーと思ったんだけどなあ。

▼ご都合展開の例(そまくんがCMやってるので貼っておきます)

CV斉藤壮馬『推しが我が家にやってきた!』#1【マンガ動画】

高い高い言いましたが、ハードカバーでありながら手に収まりやすさが心地よいグッドデザインですし、ピンクのカバーを外すとシックな推しカラーの青で、こだわりは感じます。河出さん、そういうとこ!

今晩からはシゲちゃんの本(一緒に買った)読みますん。

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(本屋大賞ノミネート作じゃないんかーーい)

すっごいマイペース過ぎる更新なんですけど、またグワっときたら駆け込んできますね~☆

皆さまも良い推し活を~!!

mimi



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