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無視と批判をめぐる考察

「無視」と「批判」はどちらが辛いかという独りディベート。(まあ結論は出ないし出さないけど。)

平たく言えば、読んでもらいたくてウェブ上に発信したメッセージ/あるいは意見表明などが、誰にも届かない(反応を得られない)場合と、批判の的にされる(反応はあるが好意的でない)場合のどちらがよりダメージがでかいかという話だ。

◇「無視」のほうがダメージ大 説
発信の目的は、意見を表明する/メッセージを一人でも多くの人に届けることである。ウェブの場合、どれだけの人に届いたかはアクセス解析やコメント等のレスポンスが基準になる。そうなると、「アクセスされない」「いいねやレスポンスがつかない」、すなわち「無視」は本来の目的を達成できていない。
「批判」であれば、少なくともレスポンスを獲得して誰かの関心は集められていることの証になる。受け手の共感にまでは至らなくても、メッセージの伝達という本来の目標は達成している。

◇「批判」のほうがダメージ大 説
昨今ウェブ上で頻発する批判やバッシングの類は発信者の精神的な負担が非常に大きい。一部の偏った意見がムーブメント化して炎上を巻き起こすこともある。実際問題、炎上を契機に発信者がメンタル疾患を発症したり、さらに悪い状況に発展して取り返しのつかない事態になった実例もある。
受け手には、共感できないのならばコメントを残さずにページを立ち去るという選択肢もある。批判やバッシングは行為者のモラルの問題だ。