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グレーゾーン娘と母の日常、時々父登場⑥

自分で決めた、ぼっち

四年生になった娘。
相変わらず、新学期は転校生に声をかけていました。
転校してきて声をかけてもらうって嬉しいですよね。
私も、転校生を経験しているので気持ちはよく分かります。

声をかけた転校生のHちゃんもきっとそうだったのでしょう。
娘と常に一緒にいたいという気持ちが、行動で表れていました。
三年生の時の娘のようです。

どこに行くのも一緒。
何をするのも一緒。

これが、自由でありたい娘にはとても嫌な気持ちへと変わっていきます。
自分の話ばかりしてくるHちゃんと距離を取りたくなった娘は、帰ってくるなり愚痴が増えていきました。
娘「離れたい」
自分が離れたいという気持ちで離れるのは簡単です。
しかし、もう戻ることはできません。
そのことを娘に話し、娘の決断をさせました。

結局、娘はHちゃんと離れる決断をします。
新学期から一か月くらいしか経っていない頃でした。
その後は、色んなグループを転々とします。
つまり、一緒にいる友達はいない状態でした。
俗にいう、ぼっちです。

そんなとき、クラスで「今日のMVP」というものが始まります。
先生が、毎日何か頑張っている人に賞状をあげるというもの。
初めは、好調でした。
ぼっちなことも影響し、何かをして気を紛らわすことがMVPへと繋がっていきました。

「今日は、○○をしてもらった」「今日は一緒にやっていたのに相手しかもらわなかった」「○○したのにもらえなかった」
だんだん、MVPが娘を苦しめていくようになりました。

クラスで、ぼっちの娘は何かをして認めてもらうことで自己肯定感を保っていました。

楽しくない学校生活。
更に学校へ足が遠のいてしまう出来事が起こります。

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