変わること、変わらないこと。
昔、『評価と贈与の経済学』を買って読んで以来、ふとした時にこの本に出てくるエピソードを思い出す。
ずいぶん前なので少し記憶もあやふやなところがあるので、また読み返したいところだが、実家に置いてきてしまった。
たしか、岡田さんの会社の仕組みが紹介されており、社員が会社からお金をもらうのではなく、お金を払って働き、その働きによって得られた収益が社員に支払われる。
それで、また仕事をする時には会社に対してお金を払って働く。
当時、こんな会社があるのか!?とめちゃくちゃ衝撃だったから、今でも覚えている。
それと、この本で紹介されていたかはおやふやなんだが、その「伝播貨幣」の話が面白かった。
たしか例示で、松井秀喜選手がまだ無名の学生だった頃、近くのラーメン屋さんでよくラーメンを食べていたとする。
その当時の体力や栄養を支えていたともいえる。その後、日本を代表するほど大活躍した。
その時、その当時のラーメン屋さんに報酬(価値)が支払われる。
こんな話だった。
今でいえば、ブロックチェーンの話に近いと思う。もう10年以上も前の話だ。
そう思うとこの10年で暮らし方はかなり変化した。
そうやって少しずつ社会が変わりながら、私たちは、変わること、変わらないことを見定めていくんだ。
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