何かを決める、何かを決めない。
「建築雑誌」4月号を読んでいる。
実験住宅の取り組みレポートがよかった。
3日間の展示のために制作したエコハウス。
そもそもエコハウスを3日間のためだけに制作することがエコではないのではないかと違和感をもち、大学敷地内へ移設することから始まった。
p.26
2030年の家を予測することもできるけれど、それ以上にこれから先何を考えていかなければならないのか、僕たちがどの方向に進まなければならないのかを問われている
その方向に一緒に育ってくれる仕組みづくりを考えた方が良いのではないかと思った。
IoT研究者の目から見ると、ある時点の設計思想にその後何十年も付き合っていく建築の作り方にたいしてむしろ違和感があった。
その時点にできる最高のことをやっても、2030年の家にはなりません。
まだ事例はないけれど、ひょっとしたら2030年に実現しているかもしれない。
2030年という"決まってなさ"に対して問いを投げかけるための、共進化住宅。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?