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街を良くしようと、する人はみんな公務員

『経験と教育』/ジョン・デューイを読了

高校では、数年前から探求学習がはじまり、面白い街は、勝手に学ぶ人がたくさんいて、そのチャレンジが街中で実践しやすく、公共空間はそのキッカケを生み出す身近な場所で、そんな人が珍しくない街は、面白くなると感じてる。

学ぶっていうのは、何も5教科や大学で専攻してる授業を受けることだけじゃない。

そして、学んだことを経験できる瞬間が街なかや身近に溢れてる方がグッと面白くなる。

この仕事が面白いのは、目の前に膨大な公共空間が広がってて、そこが学んだ人の経験の場、実践の場だと思えた瞬間に、いくらでも使い勝手を良くしていけること。

教育者について

p.121
医者は自分の患者の将来について指導したり忠告したりすることに熱中しておれば、そのかぎりで医者は教育者としての職能を遂行していることになる。弁護士が訴訟に勝つことだけに専念し依頼人が陥っている事件の紛糾からその人を救済することに熱中する。もし、弁護士が自分に依頼されている訴訟事件を超えて依頼人に関わっていこうとすれば、その弁護士もまた教育者になるであろう。

ここを読んでみて、公務員や行政職員はどうだろか。市民の暮らしをより良くしようと、与えられた職務を超えて、街のために働きかける人は、みんな公務員だと思う。

少し前から、広くとらえることができる便利な"まちづくり"という言葉を使わずに伝える、勝手に始めた訓練

わかりやすさの抽象化の波に埋もれないように。

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