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長女6歳おめでとう。わたしをママにしてくれたあなたへ

あなたが0歳の頃、ベッドに置くと泣いてしまって寝られないあなたを抱っこして、クッションに寄りかかったままよく一緒にお昼寝していました。
ママはその頃アトピーになってしまい身体がつらかったし、毎日あなたがちゃんと息をしているかと不安ばかりで、あまりあなたの赤ちゃんの時の可愛さを堪能できなかったことが悔やまれます。

1歳になった頃、歩くのが楽しくて仕方なかったあなたは、児童館の階段をずっと昇り降りしたり、公園を隅から隅まで走り回ったりしていました。
ママはほかの人と話す暇がなくて少々寂しかったけど、このときの体幹トレーニングの習慣が今のあなたの丈夫な身体を作っていると思います。

2歳になってとてもおしゃべりが上手になったあなたは、妹ができてお姉さんになったと同時に我慢を覚えましたね。
ママが切迫早産で2ヶ月近く入院していた間、あなたはパパとふたりでよく頑張ってくれました。
暗くなるまで保育園でパパのお迎えを待って、毎日パパと病院まで来て一緒に夕飯を食べてくれましたね。
今でも、時々その頃のことを思い出して「パパとふたりで夜、月をみてたの」と話すのを聞くとママは胸が締め付けられます。
妹が生まれる瞬間、看護師さんと一緒に分娩室の外で、アンパンマンの映画を見ながら待っていてくれたから、パパは出産に立ち会うことができました。
ママの絶叫が聞こえてさぞ怖かったろうと思います。この時のことは、ママはあなたにこれからもずっと感謝しています。

3歳になって、急にプリンセスを夢見るようになったあなたは、今に至るまでずっと自分で着る服を選んでいますね。自分の好きなものがわかっているのはとても大事なことなので、これからもそのままでいてほしいと思います。
まだ首の据わったばかりの妹をおんぶして、まだまだ甘えたい年頃だったあなたを抱っこするというのが、この頃の定番スタイルでした。
今はもう、あなたを肩車しながら妹を抱っこするのが精一杯です。すっかり大きくなって、嬉しいのと同時に、もう滅多に抱っこをせがまれないのが寂しくもあります。

あなたが4歳になった頃、世の中は未知の病気への不安でいっぱいでした。その中で、あなた達の存在と笑い声が、どれだけママとパパを支えてくれたかわかりません。
歩けるようになったばかりの妹と3人で、毎日だれもいない公園で遊んだ日々をママは忘れません。
幼稚園に通えるようになると、お友達がたくさんできたあなた。妹に髪を引っ張られたり、お友達に少し意地悪されて落ち込む時もあったけど、強く優しく育ってくれましたね。

5歳になって字が書けるようになったあなたは、ママにたくさんお手紙を書いてくれました。決まって「いつもいしょにあそんでくれてうれしかたよ」と書いてあって、ママは生きててよかったと心から思いました。ママはこの時のお手紙を一生取っておくと思います。
3歳になった妹とも、お友達のように遊べるようになりましたね。自粛で幼稚園に行けない時期も長かったし、やっと妹がいてよかったと思ってもらえたかな、と思います。
今はお友達とのお手紙交換をとても楽しんでいますね。もう、家族で遊ぶよりも友達と遊ぶ方が楽しい年頃になってきたあなたを見ていて、あっという間に親の手を離れていってしまうんだな。と少し寂しくもありますが、お友達の存在はこれからもあなたを支えてくれることでしょう。

年のわりに人生経験を積んでいるあなたは、生きていくうえで大事なことをもうかなり解っている気がするから、ママはなにも心配していません。今のままのあなたを大事にして、大きくなってね。

6歳のお誕生日おめでとう。


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