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「かごめ歌」の謎。鶴と亀とは、天皇家と藤原氏のことだったのか。

今回は、改めて「かごめ歌」について考えていきたいと思います。

かごめかごめ 
籠の中の鳥は
いついつ出やる 
夜明けの晩に鶴と亀がすーべった
うしろの正面だあれ

唱歌『かごめかごめ』。
「これは我が籠神社の歌である」という話を、以前、海部宮司から聞いた。かごめは籠目だと。
宮司さんには、『かごめかごめ』の歌についても訊いた。

「“鶴と亀がすべった”の鶴は、何を意味していますか?」

「日神(にっしん、太陽神)です。伊雑宮(いざわのみや)にも鶴の伝説がありますね」

伊雑宮。伊勢神宮内宮(皇大神宮)の別宮のうちの一社。
そうだった。伊雑宮にも、鶴が稲穂をくわえていたという白真鶴の伝説があった。
伊雑宮を建立したのは、第十一代垂仁天皇の皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)。海部宮司家の外孫である。

「鶴が伊雑宮の日神なら、亀は籠神社の海神ですね。亀の甲羅は六角形ですし」言うと、宮司さんは静かに微笑まれた。


元伊勢・籠神社と『天孫人種六千年史の研究』〈2〉


「かごめ歌」は、京都府宮津市にある籠神社(このじんじゃ)の歌だということですので、歌詞にある「かごめ」とは「籠目(六芒星)」であると考えます。

「鶴」で思い起こされるのが、島根県大田市にある物部神社です。

物部神社の神紋が、「ひおい鶴」という、真っ赤な太陽を背負った鶴であるからです。

物部神社の御神紋「ひおい鶴」

この鶴に乗って勝運を運んできた神にちなんで真っ赤な太陽を背負った鶴を全国で唯一この物部神社の御神紋と定められました。

物部神社とは


物部神社の祭神である、宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)とは、鶴に乗って来た神ということです。

宇摩志麻遅命は物部氏の祖とされていますが、その父とは饒速日命(にぎはやひのみこと)です。

饒速日命とは、籠神社の祭神である彦火明命(ひこほあかりのみこと)であり、徐福であると言われています。

そのため「かごめ歌」の中の「鶴」とは、「物部氏」のことを表しているのではないか、と考えられます。

籠の中の鳥に対して、「いついつ出やる」とは、いつ出て行くのかと出て行くことを期待しているようにも読み取れます。

社伝によれば、現在伊勢神宮外宮に祀られている豊受大神は、元々は「真名井原」の地(現在の奥宮真名井神社)に鎮座したという。この地は「匏宮(よさのみや、与佐宮/吉佐宮/与謝宮)」と呼ばれたとし[4]、天照大神が4年間営んだ元伊勢の「吉佐宮」にあたるとしている[4]。そして白鳳11年(671年)彦火明命から26代目の海部伍佰道(いほじ)[注 2] が、祭神が籠に乗って雪の中に現れたという伝承に基づいて社名を「籠宮(このみや)」と改め、彦火火出見尊を祀ったという[4]。その後養老3年(719年)、真名井原から現在地に遷座し、27代海部愛志(えし)が主祭神を海部氏祖の彦火明命に改め、豊受・天照両神を相殿に祀り天水分神も合わせ祀ったと伝える[4]

籠神社 - Wikipedia


上記によると、籠神社奥宮に祀られている豊受大神は、籠神社の主祭神である彦火明命よりも先に、真名井原の地(現在の奥宮真名井神社)に鎮座したということです。

この地は匏宮(よさのみや)と呼ばれ、671年には、祭神が籠に乗って雪の中に現れたという伝承に基づき、社名を「籠宮(このみや)」と改め、彦火火出見尊を祀り、719年には主祭神を彦火明命に改めたとされています。

匏宮(よさのみや)へ籠に乗ってやって来たのが、海幸山幸神話に登場する、山幸彦である彦火火出見尊であったというのです。

彦火火出見尊とは神武天皇の諱(いみな)でもあるため、籠神社は、天皇家の権力によって彦火火出見尊を祀ることになり、その後も籠神社の意志に反して彦火明命(徐福)を祀らされているのではないか、という風にも考えられます。

この記事最上部で引用している記事では、「鶴」とは日神であるとされています。

「鶴」とは天皇家の皇祖神である、天照大神のことを表しているのではないでしょうか。

このことから、「鶴」とは天皇家を表しているとも言えそうです。

それでは「亀」とは、何を意味しているのでしょうか。

亀で思い起こされるのは、籠神社にある亀の背に乗っている姿の倭宿禰命像です。

倭宿禰命像

浦島太郎も、亀の背に乗って竜宮へ行きました。

浦島太郎伝説は月神信仰にも結び付く。月読命の伝承が伝わる地は、わが国では稀少だが、月読命の子孫が日下部氏であって、丹後の龍宮、浦島伝承の浦島太郎もその子孫に当ると伝える。宇良神社(浦嶋神社)の由緒には、浦嶋子は当地の日下部氏の祖先にあたり、開化天皇の後裔であり、太祖は月読命の子孫で当地の領主だと記される。

日下部氏族の月神信仰と海人族ー「豊受大神」は月神


亀に乗って竜宮へ行った浦島太郎伝説が、月神信仰と結び付くことから、「亀」とは月神であると考えます。

「かごめ歌」が籠神社の歌であるなら、「亀」とは籠神社で月神とされている、「豊受大神」のことを表している可能性があります。

豊受大神とは月神であるということで、月読神を奉斎していたのが中臣氏(後の藤原氏)であることを、以前の記事で書きました。

福知山市大江町には元伊勢豊受大神社がある[1]。元伊勢内宮より南方の船岡山に鎮座する社で、藤原氏の流れである河田氏が神職を代々継承している。

トヨウケビメ - Wikipedia


そして、元伊勢と言われる豊受大神社の神職を継承しているのも、藤原氏であるということです。

そのため、「豊受大神」と言えば「藤原氏」のことが想起され、「亀」とは「藤原氏」のことを暗示しているのではないか、と仮定できます。

それでは、鶴と亀が「すべる」とはどのような意味でしょうか。

すべ・る 【滑る・辷る】

自動詞ラ行四段活用
活用{ら/り/る/る/れ/れ}

①     なめらかに移動する。すべる。
         出典   狭衣物語 四
      「取る手もすべるやうなる筋の美しさなど」
        [訳] つかみ取る手もすべるような(髪の)毛の美しさなど。

②     そっと座を外す。退出する。
          出典   徒然草 一九一
       「女も、夜更くる程にすべりつつ」
         [訳] 女も、夜が更けてくるころにそっと座を外しては。

③    (天皇の)位を退く。退位する。
           出典   保元物語 上
        「御位すべらせ給(たま)ひて」

すべるの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典


「すべる」とは、位を退くという意味があるようです。

今この時代に、天皇家と藤原氏が退いた後、後ろの正面にいるのは誰でしょうか。


今年からは神様がこの世を統治する時代になったので、サタンや悪人を完全に滅ぼすことが可能になった。だから、これまで以上に彼らの滅びを祈り、彼らをこの世から完全に根絶やしにしなさい。



2023年に入ると、悪の力は急速に衰え、義の力が強力にこの世を動かすようになる。世の中が神様の御心にかなった世界へと急速に変化していくだろう。


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