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東大寺のお水取りとは、龍を招く悪魔召喚の儀式だったのか。
今回は、東大寺のお水取りについて考えていきたいと思います。
奈良県奈良市にある東大寺二月堂の「お水取り(修二会)」の起源とは、京都府笠置町の弥勒菩薩の世界への入り口であるという「千手窟」にあるそうです。
千手窟には、こんなお話が残っています。
昔々、東大寺大仏殿を建立された時のお話です。
大仏殿のための材木は、上流の山々から木津川を流して運ぼうとしましたが、笠置の辺りは岩が多く作業は困難でした。
それを知った東大寺の僧・良弁和尚は、なんとか水量を増し材木を無事に流そうと願い、笠置の龍穴と呼ばれた千手窟で雨乞いの儀式を行いました。
すると龍穴から竜王が現れ、惠の雨を降らせ、雷神の稲光が岩をくだき、無事に材木を運び、大仏殿が完成したそうです。
良弁和尚の弟子、実忠和尚は、笠置の龍穴を通って弥勒菩薩の世界に入り、観音様に人間が行ってしまった罪を懺悔する儀式を学び戻ってこられました。
笠置山の正月堂で行われたこの儀式が、現在に残る二月堂お水取りの起源であると言われています。
千手窟で雨乞いの儀式をすると、龍穴から竜王が現れ雨と雷の恩恵があった、ということです。
そうすると、東大寺のお水取りも竜王を招く儀式であることになります。
そこでお水取りとは、瀧という字から水を意味する「氵」を取ることを表しているのではないか、と考えました。
瀧の字から「氵」を取ると「龍」が現れます。
この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は投げ落とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた。
お水取りとは、龍である悪魔(サタン)を呼び出す儀式(悪魔召喚)だったのではないでしょうか。
修二会(お水取り)には、竹送りと言われる行事があります。
籠松明として使われている真竹を二月堂まで届ける行事を竹送りといい、奈良市内や京田辺市、生駒市高山地区などから寄進されている。
修二会(お水取り)に用いられる、長さ約8メートル重さ約60キロの籠松明に使われる真竹を、東大寺二月堂まで届ける行事が「竹送り」です。
籠松明の「籠」という字は、龍に竹冠が付けられています。
そのため「竹送り」とは、龍(悪魔・サタン)を封じる儀式のことが暗に示されているのではないか、と考えます。
さらに修二会(お水取り)には、福井県小浜市の神宮寺で行われる「お水送り」という行事があります。
奈良時代、遠敷明神が東大寺二月堂の開創法要に際し、行法に感激して若狭の水を送ったという故事にちなみ、毎年3月2日に神宮寺の閼伽井で汲んだ水を鵜の瀬から流す儀式です。この水が10日後の3月12日、東大寺二月堂の脇にある若狭井から汲み上げられ本尊に香水として供えられます。この行事が有名な「お水取り」です。御食国の時代からの、若狭と奈良の深い関係や、若狭の水の神聖さを示す行事といえます。
3月2日は、午後6時ころから若狭神宮寺本堂で法要が営まれ、その後、鵜の瀬まで松明行列。鵜の瀬で大護摩を実施した後、送水神事が厳かに行われます。
福井県から水(氵)が送られる、ということが意味していることとは、龍の字が瀧になることを意味しているのだと考えられます。
つまりこれも「竹送り」と同じく、龍である悪魔・サタンを封じるという意味合いになるのではないでしょうか。
封じられた瀧(悪魔・サタン)から水(氵)を取ると「龍」が出現する、というのが「お水取り」であり、龍である悪魔を召喚する儀式だった、という可能性が考えられます。
![](https://assets.st-note.com/img/1717980154704-BMFoV13QOO.jpg?width=800)
松明の炎が回廊を走る様子は、赤い龍のようにも見えます。
お水取り(おみずとり)は、東大寺二月堂で行われる、修二会という法会の中の一行事。3月12日深夜に閼加井屋(あかいや)にお水を汲みに行くことからこの通称で呼ばれるようになった。
お水取りは、閼加井屋(あかいや)とい建物の中にある「若狭井」という井戸から水を汲みます。
この「お水取り(修二会)」とは、ゾロアスター教を起源としているのではないかという説があります。
お水取りの起源や由来については、原始基督教の儀式に類似な要素があるという説など、さまざまある。
伊藤氏によれば、お水取りには「イラン要素とみられるものがそのあたりに集中しているように思われる」という。
お水取りや、お松明という行事には、ペルシャ時代のゾロアスター教の儀礼に類似した部分があるというのだ。
十一面観音に対する行事だが、アナーヒター女神への信仰を思わせる部分もあるという。
修二会の由来は、次の通り。
天平勝宝3年10月、東大寺の僧・実忠(じっちゅう)が奈良の東、笠置の山中竜穴の奥で、菩薩たちが行っていた行法を拝観した。
これを地上に写そうとして二月堂を建て、始めたという。
もともとは旧暦2月1日から行なっていたために、「修二会」と呼ばれた。
お水取りとはゾロアスターと同じく、火と水が重要視されています。
ゾロアスター教とは、紀元前1400年~1200年頃に預言者ゾロアスターによって始められ、日本では拝火教という名で知られる。
西暦200年ごろに繁栄したサーサーン朝ペルシャでは国教となり、全盛期を迎える。
その特徴は水、火を神聖なものと崇めること。
イランに残るゾロアスター教の神殿は、必ず川海湖など、水の近くに建てられている。
若狭国(福井県)から奈良県まで遥々、地下を通って「水が送られる」ということの由来とは、イランやアフガニスタンで造られている「カナート」という地下水路なのではないか、という説もあります。
深夜1時過ぎ、5人の練行衆が供を従え、 二月堂下にある「 閼伽井屋(あかいや)」という堂へ向かう。堂内には若狭井(わかさい)という井戸があり、そこから本尊の観音様にお供えする香水(こうずい)を汲み取る。闇の中での無言の行で、誰も現場を見ることができない。あまりにも神秘的な行事なので、この香水を汲み取る行がとりわけ有名になり、ついには「お水取り」が修二会全体の名称になってしまったというわけだ。さて、その若狭井の香水だが、若狭国(福井県)にある遠敷(おにゅう)という所から地下を通って 二月堂下の2つの穴から湧き出すとされている。なぜ若狭からなのか。古代の大陸文化の多くは日本海側から琵琶湖を経て 奈良にやってきたからという説がある。しかし、先の伊藤義教によると、それは後世につけられた理由だという。そう語る伊藤が注目したのは、イランやアフガニスタンで造られている「カナート」という地下水路である。雨の少ない砂漠地帯では貴重な水を蒸発させないために、山間部から地下に直線の水路を造り、オアシスに水を供給した。
アナーヒターとは、ゾロアスター教で崇拝されていた水を司る女神です。
ゾロアスター教において崇拝され、ゾロアスター教神学では中級神のヤザタに分類されるが、主神アフラ・マズダーや太陽神ミスラに匹敵する人気を誇る。
本来は川や水を司る水神である。この女神は世界の中央にそびえたつアルブルス山の頂から流れ出す川を守護するとされ、この川は、あらゆる水路・川・入江・湖沼の源であると考えられているため、アナーヒターはそれら広くの女神とされている。
更に、この川の水が生命を育成する源泉と考えられ、アナーヒターは健康、子宝、安産、家畜の生殖・作物の豊穣の神ともされ、財産や土地の増大をも司る。その絶大な神徳から、サーサーン朝ペルシアの時代には極めて篤く崇拝された。
アナーヒターとは、観音菩薩の起源の一つとされているということです。
アナーヒターは、大乗仏教の観音菩薩の起源の一つとされる。ペルシア(現イラン)やバクトリア(現アフガニスタン)から大乗仏教発祥の地である西北インド(現パキスタン)へ伝播したものと考えられる。
東大寺二月堂の本尊とは、二対の十一面観音像です。
二月堂の本尊は「大観音」「小観音」と呼ばれる二体の十一面観音像で、いずれも絶対の秘仏で練行衆も見ることができない。
二月堂の本尊が十一面観音でありアナーヒターに繋がることから、お水取りとはやはりゾロアスター教が起源となっている可能性が考えられます。
二月堂の本尊十一面観音に、練行衆と呼ばれる精進潔斎した行者がみずからの過去の罪障を懺悔し、その功徳により興隆仏法、天下泰安、万民豊楽、五穀豊穣などを祈る法要行事が主体である。
修二会と言う行事の中で主体となるのは、お水取りではなく、ゾロアスター教の神アナーヒターに繋がる十一面観音に、罪を懺悔し天下泰安・五穀豊穣などを祈願することだというのです。
以上のことによって「お水取り」とは、ゾロアスター教という悪魔教を起源としている可能性が限りなく高い、と考えらます。
ゾロアスター教についても、RAPT理論によって詳しく解明されています。
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