初めての食材は興奮するぜ!
先日とあるお客様から
『キョンって知ってる?今千葉じゃ大変な被害が出て困ってる鹿の子供みたいな害獣なんだけど。』
ん?聞いた事無いな。
『勉強不足ですいません。分かりません。後で調べてみます。』
調べたところによると、『四つ目鹿』とも言うようで取り扱いのある業者もタイミングよく分かった。早速発注。2週間ぐらいして届いた。毛つきじゃ無いしワクワクしてすぐに解体して部位ごとに調理して分かった事。
『フランスのアルザスで修行した時に扱ったビッシュ(メスジカ)に近くシルキーで繊細な身質』
『概ねロースト、ポワレで食べるべき部位は癖は少なく、旨みが強くハズレを引いた時の鹿の内臓臭はまず感じない』
『煮込みだと物足りないように感じるが、ミルポワを増やしてジビエが初めての方にトリフやルビーポルトの煮込みで取っ付きやすく感じて貰えるかも』
新しい食材の挑戦は楽しい。新しい事が生み出す事苦手な僕でも『何か生み出せるかも』と色々考えれる。
フランス料理最高に面白い。
以下くだらない話です。思い出しながら書いているので時間のズレがあると思います。登場人物も実名ではありません
〜ファースト ライク〜
初めての彼女が出来た。中学の時の同級生と時々駅で帰り道に出くわして話す事から始まった。女子校に行ってる子にふざけて『彼女紹介してよ』って軽いタッチで言ったら、あっさり『良いよ』となって会う事になった。
緊張し過ぎて何話したかは覚えていない。確かマサも一緒だったような?2:2だったと思う、チャコと言うあだ名でふわふわの巻き髪の可愛い子だった。
付き合ってしばらくして
『フジイ彼女出来たんだって?』
サトシに言われた。
『ん?そうだけどなんで?』
思いもよらない答えが来た
『昔アイツと付き合いっていたんだよね。可愛いだろ?』
何こいつ?イライラさせに来てんの?
『可愛いよ。だから付き合ってんだよね』
力一杯スカした。変なプライド
『お前は俺の後』と言われた気がしたがぶん殴る度胸も無いからスカした。
なんで家でも嫌な事あんのに嫌な事上塗りしてくんだよ。神様よ?もうよく無いか?まだダメならせめて、どこまで嫌な思いしたらトンネル抜けるか教えてくれよ?
一番印象的なストーリーは自己中心的なこんな話
冷たいとかではなく、多分本当に毎回緊張していたから彼女との思い出らしい思い出が思い出せない。当日のコミニケーションツールは家の電話ぐらいしか無くて、電話は沢山した様な気がすし、駅から20分自転車で家に来て貰ったりしたと思う。ファーストキスも彼女で、別れる原因はサトシに面と向かって『昔アイツと付き合ってたんだよね、可愛いだろ?』って言われて元々他人なんて所有出来ないのに、『あー自分の物にならないんだ』なんて思い、嫌いでもないのに、日に日にその気持ちが大きくなって、ふわっとした理由を行ってで終わったと思う。彼女がアメリカに行くと言うのもあったがそこは大きな理由じゃ無かった。男としても人としても最低なものである。
どれくらいの期間一緒にいたのだろうか?確か母親が家出する前?夏ぐらいに付き合い出して雪が降る前に別れた様な?
ただファーストキスより、初めて肩を抱いた時のドキドキや、手を繋いだ時の温かさはマトモな家族がいないと思っていたあの時の僕の心の拠り所だった事は間違い無いと思う。多分自分の事を何も知らない人間にほんの少し必要とされて喜びを感じていたのだろう。正直このストーリーを面白く伝える事が出来ないのは今だにこの手の話はふざけず綺麗な物にしておきたいからだと思う。もしくはこの前読んだイリュージョンの影響かもしれない。
前回の続き
〜出家 ちーん ポクポク〜
鶴瓶さんカットをバッサリ切って出家した。母親はこの前のパチンコの一件でそうなったの?と聞かれたが面倒だから無視した。
その時確か流行っていた漫画の『ろくでなしブルース』でブルーハーツのヒロトが登場して茶坊主頭にしてて
『コレなら紙一重でモテるかも?おしゃれかも?』
なんて自分のビジュアルを無視して絶対に叶わない夢を見て頭皮をヒリヒリさせながら、ブリーチした。また先輩にシバかれるのは嫌なのでモロには出来ず、ほんのり茶色。
学校行ったら勿論サッカー部1年は坊主のはずだった。一人角刈りの奴がいる。サトシだ。
『は?あれあり?』
『ズルくねー?』
『またどうせ上に言われるよ』
色々みんな言った。坊主のお陰かなんか分からんが小馬鹿にされる事で無視される事は無くなった。
『そもさん』
後頭部をノートでスパーン!
『イッッテ!何すんだよ!でもせっぱ!』
みたいな一休さんコントで。一部のいじめっ子女子以外からは継続して目の敵にされていたが、彼女の彼氏はそのエリアでは知らないヤンキーはいない暴走族のメンバー。その女に歯向かう事は死を意味するし、めちゃくちゃその虎の威を着こなしている、ハイスペ女子だ。自分は空気を徹して生きれば、ぼちぼち快適なスクールライフに戻った。
そんで放課後。2年がお決まりで
『おい泉なんだその髪型?坊主じゃ無いやん?』
早速きました。ロッカーで鉄拳制裁か?
『ソウイチさんと馬渕さんに良いって言われました。』
まさかの引退してる先輩の名前を出してクリアすると言う荒技に出た。確かにヤンキーチックなサトシはヘイコラやって賭けトランプの支払いも払わず逃げていた。2年はぐうの根も出ない、三年に煽られて坊主させて対面を保ったはずなのに、三年にまた潰されると言う筋違い。
心の中では『サトシはいつもズルいが、こんな奴もいる。最後には周りに誰もいなくなるタイプ』と何故か割り切れていた。獅坂やミヤシン、ブッチャーはメチャクチャ嫌がってた。多分僕だけ何故か冷めた気持ちだった。多分長く関わる事無いとこの時にもう思っていたんだと思う。獅坂は賭け麻雀でかなりアコギな事して刑務所行ってからは知らないし、付き合う理由も無いから高校出てからは知らないが、ミヤシンとブッチャーは二人共僕より大きい規模の経営者で気持ちが分かってくれるし、志も近いので相談や話も今でもする。
なんやかんやありつつも、テストは赤点3ツ。追試でクリアーしてなんとか2年になる事が出来た。『良かったのか?コレで?やめた。またどうしようもない事考える所だった。流されるしかないじゃないか。何者でもない自分が環境なんか変えれない。』
通知表とフィリップ・モリスとパンクロック後は野となれ山となれ、目の前の事やる以外、明日原チャリで事故るかもだしね。サッカー頑張っていたらやな事忘れれるから、とりあえず練習行こ。
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