青い夢の話
朝起きて、窓を開けて目を閉じる。
息を吸い込めば、もう梅雨なんか忘れそうなくらいの、夏の香りがする。どこまでも澄んでいる青空の香り。
青が綺麗な季節になりました。
青。どこまでも行けそうで、飛び立てそうで、清らかな色。白なんかよりも、よっぽど麗しい色。将来は、青が綺麗なところに住みたい。最近の私の夢です。
ハイティーンを上手くできなかった、友人3人と私は、最近よく会うようになりました。会っても、仕事の話はあまりしません。今をときめく人たちの話と、ただ面白い話と、将来の4人の話。そういう事ばかり、ハイティーンの時のように話しています。変わったことは、ただ自分でお金を稼いで生活していることぐらいです。マインドはずっと、あのころのまま。それくらいがいいのです。だって、キャリーはサマンサ達に、そんな仕事の愚痴なんて話さないでしょう。そういうことです。それくらいが楽しくて、ラブリーでいいわけです。
私たちの夢の話をしましょう。私のディティールが入っていますが、それはご愛嬌ということでお許しを。
まずは、一緒に住むところから始めるようです。最近よくあとのことを考えると、私達は絶対に一緒にいた方がいいと思うわけ、というところがよくあることに気がつきました。それくらいに、私達は社会に嫌気がさしているらしいです。友人宅の一軒家をリフォームして、4人で住みます。
そして、少ししたら、4人でベーカリーとカフェをやる。ギャラリーも併設して、好きなアートを飾る。オムライスが好きな彼女と、ガパオライスが好きな彼女と、サーモンが好きな彼女にはサーモンのムニエルを作れるように私は頑張ります。青い装飾の着いた白いオクタゴンのお皿と、綺麗なゴールドのカトラリー。コーヒーの香りがして、焼きたてのパンが食べられるそこ。朝からワインも飲める。果物を私が切ります。クリームチーズと一緒に召し上がってください。
こんな生活は、いつもきっと清々しい青のような日々になる。私は、そう思います。これも、いつかの夢の話です。青い夢の話。
いつか、そんな素敵な私達の夢の場所で逢いましょう。ぜひ、お待ちしています。
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