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いすず食養

函館に拠点をもつ占い師のいすずさん
半年ほど前に電話占いで的確なアドバイスをいただいて以来大ファンになり、先日二度目の電話相談をお願いした。
相談自体は短時間で済んでしまい、お忙しい方だから早めに切り上げた方がいいかな…と思っていたら、いすずさんから、

「あなたの食事のことだけど」

と切り出された。

私は39歳で、夫と7歳の長女、生後2ヶ月の二女と暮らしている。
あまり量は食べられない体質で、きちんとした食事は控えているのにあまいものばかり食べてお腹いっぱいにしてしまい、産後は自分の食生活に対して投げやりになっていて、「いっそ太ってもいいやって自分を解放するか」「ダイエットを頑張るか」の二択で迷って苦しんでいた。どんな自分になりたいかセルフイメージも湧かなくて、体重計の数字100g単位に一喜一憂した。

夫と娘は本当によく食べる人たちで、食費はお米代と外食費がかからないのに週3万円以上、それでも週末が近づくと冷蔵庫はすっからかんで食材が足りなくなって、自分はお菓子ばかり食べてしまうのに沢山おかずを作る生活に心の折り合いがつかなかった。

いすずさんのアドバイスを実践し始めたとき、とにかく夫と娘を喜ばせて、ふたりが外でエネルギー満タンで生活できるようにと願いながら食事を作っていたけど、2週間続けた結果、自分の身体に良い変化、いきなりドカンと変化するようなものではなくて、自分の身体が徐々に優しくふわふわになるような変化が起こった。
19歳から約20年、毎日欠かすことなく飲み続けた便秘薬を飲まなくてもお腹が動くようになり、授乳中で岩のようにガチガチでしょっちゅう乳腺炎を起こしていたおっぱいがふわふわになった。
自分自身も少しふわふわになれた気がする。

我が家の料理の前提

朝のうちに汁物と副菜を作っておき、夕食を食べる直前に主菜だけ作る生活をもう何年も続けている。
朝の料理にかける時間は片付けも含めて1時間。それ以上時間をかけると続かないので1時間でできる分だけ。
毎日サラダの他にナムルや温野菜、胡麻和えを数品作るので、野菜を茹でたお湯で汁物を作る。だいたい毎日ブロッコリーを茹でるから、あまくておいしい。
長女が乳・たまごアレルギーなので、基本どちらも使わない。揚げ物のつなぎは小麦粉だけ。
お皿は全然おしゃれじゃなくて、両親が30年前くらいから使っていたものや、おしゃれな食器が好きな母方の祖母・今は亡き父方の祖母が使っていたものを譲ってもらって寄せ集めで使っている。

①胃腸が弱く、体も弱い私へのアドバイス

まずは腸内環境を整える。常在菌のバランスを整える。
昔から恐怖を感じやすいから、腸を整えるといい。
摂るといい食材は味噌、塩麹、甘酒
「手前味噌」という言葉があるように、自分の生まれ育った場所の味噌を摂るといい。
魚、肉、魚介類もあまり摂らなくていい。ビーガンでも大丈夫。
地産地消とかはパワー系の夫、子どもにまかせて、少しずつでもいいからいい野菜、オーガニック野菜を摂るといい。

②私へのアドバイスの実践

両親の実家とゆかりのあるはっかい酒造さん(日本酒八海山を作っている)の麹ブランドこうじやから味噌、塩麹だれ、白ゴマポン酢を取り寄せた。
値段は今まで使っていた大手スーパーの出汁入り味噌の倍以上だけど、亡き祖母が作っていたお味噌汁の味がしてうれしかった。
こさなくてもサラサラっとすぐにとろけるので、どんどん味噌が消費されてびっくりする。
スーパーの万人ウケの味に慣れた夫と娘が受け入れてくれるか不安だったけど、ふたりともおいしいと気に入ってくれた。
特に麹入りの味噌が苦手だった娘が受け入れてくれるか心配だったけど、お米だよと言うと問題なく飲むようになって、家族で以前の1.5倍量を完食するようになった。
すぐにとろけるからお味噌汁を作るハードルも下がって、お昼に一人で食べる時はお湯を沸かして味噌、キムチ、チーズ(我が家は豆乳チーズ)をお椀に入れて、適当にかき混ぜて飲んだりしているけど十分おいしい。

オーガニック野菜は、まず私と娘が唯一苦手なにんじんをオーガニックに変えてみた。
ふたりともにんじんのしりしりやみじん切りされたものは大丈夫だけど、ごろっとした存在感のあるにんじんは苦手で。
はじめにオーガニックにんじんを使ってにんじんのしりしりを作ってみたらとろんとあまくて最高で、これなら大きめのにんじんもいけるのでは?と思い煮物にしたら美味しく食べられた。芯の黄色い苦味のあるところがなくて、全部あまくて大きめの切れ目でもとろとろだった。
我が家、今後にんじんはオーガニックを買うことに決定。

私へのアドバイスで集めた食材はどれもとろけるおいしさで、なめらかで、自然と身体に入ってくるものだった。


③エネルギーが必要な夫、娘の食材のアドバイス

塩を藻塩に変える。
毎日パワーを使って生活して、沢山のエネルギーを消費する夫、長女はミネラルとビタミンを必要とするので、塩を藻塩に変えて、夫、娘の中にいる神様にお供えするつもりでご飯に塩をかける。
娘には緑の野菜を食べさせる。ピーマン、パセリ、ほうれん草。
パセリは自分が思う量の2倍のオリーブオイルで焦がし焼きにすると美味しい。

④エネルギーが必要なふたりの食事の実践

ふたりは味のりや塩昆布、おかかが大好きで、私にはそれが全く理解できなかったけど、体がミネラルを欲しているかららしい。
「沢山食べるから外食したらいいのにと思うけど、ふたりとも外食は好きじゃない」と言うと、外食では提供される前にビタミン、ミネラルが壊れてしまい満足しないそう。確かに外食しても帰ってきてからまた何か食べる。
外食で美味しそうにしていたことはあるかと聞かれて「娘は高知に行ったとき嬉しそうによく食べた」と言うと、本当に美味しいものをわかってるとほめてもらった。
今はおかかや塩昆布を多用。私の感覚ではあってもなくてもみたいな時でも加えておくようにした。
藻塩は、ご飯にかける時だけでなく、使うたびに夫と娘の元気な生活を祈っている。
娘はブロッコリーが大好きで、目を離したすきに一株分のブロッコリーナムルがなくなっていたりするのだけど、筋肉を作るのブロッコリーと塩昆布のミネラルの組合せは理想だったよう。
「思う存分食べさせてやりなさい」と言われたので、独り占めしないでみんなのことを考えて食べようという方針をやめて、足りなくならないように作るに方針を改めた。
最近では夕食前に焼き芋を一本食べてから食事をしているけれど、ガンガン動いているので太らず、骨太筋肉質に拍車がかかり、性格もたくましすぎるほどたくましくなった。

生後2ヶ月の二女の初の発語は、パパでもママでもなく「おぱーい、おぱいおぱいおぱい」で、いすずさんに「ガブ飲みしたかったんだろうね」と笑われた。大食漢グループ入りは確定していて、将来我が家のブロッコリーは1日1株では足りなくなる。

ピーマン、ほうれん草を炒める機会が増えたので、アドバイスにはなかったけど太白胡麻油も導入してみた。ピーマンがキラキラピカピカしている。

「この家の食事を作り続けるのは並大抵のことじゃない。弱っちいあなたがそれをやるのは本当に大変。だから、食事が足りなかったからって反省しちゃダメ。あなたは絶対反省しない、後悔しないでニコニコ笑ってなさい。あなたはお姫様なんだから!馬車はふたりの子どもとだんな。あなたとんでもない馬車馬をふたりも産んだのよ!すごいパワーなのよ!」と言ってもらって電話相談は終了。

今後の課題はあまいものとの付き合い方。
もやもやすることがあったり、物足りなさがあるとあまいもの、主にチョコがエンドレスでやめられなくなる。飲み物も人工甘味料入りのカフェオレやミルクティーが増える。
これをどう減らすのか、何に置き換えるのか、もやもやとどう向き合うか。

私のなりたかった自分は、いつもふわふわニコニコして、天女みたいな自分。
そんな自分でありながら、これからもずっと家のご飯を作り続けていきたい。

購入した食材のリンク、Twitterの引用等は後程追記します!

今夜の副菜と汁物

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