教員採用試験に落ちる一言
8月中旬は教員採用試験の2次試験がはじまる時期です。
6年前、僕は現在勤める自治体(県や政令指定都市)の採用試験を受けて合格しました。1年に1度の採用のチャンスだったので、絶対に合格したかったのを覚えています。本気で勉強と面接の練習をしたことが懐かしい。
■面接官に聞いてみた
”学校で働く先生”を採用する面接官は、現役の校長先生と委員会の偉い人です。
当時の僕は、公立の小中学校と関わりのある学生団体に所属していました。運よく、学生団体の活動の中で、面接官をするという校長先生とお話をする機会がありました。
滅多にない機会。僕は勇気を出して「今年の採用試験を受けます。どうしたら受かりますか?」と尋ねてみました。
合否を決める人間に直接尋ねることで、最も信頼性のある情報を得ることができると思ったからです。
■思わぬ返答
その校長先生は、こう返してくれました。
「総合的に決めるなー。」
(言い訳する政治家みたいなこと言いやがったな。)と、内心思いましたが、校長先生はこう続けました。
「我々が この人分かっていないな。と感じたら "一発" で落ちるね。」
合否の分かれ目は総合的ではなかったのだ。言ってはいけないこと、勘違いしていることを言うと、一発退場だそうだ。”他の部分で秀でていても受からない”という事実があることを、その校長先生は教えてくれました。
すかさず僕は「例えば、どんなこと言うとアウトなんですか?」と尋ねました。
以下、校長の話。
昨年の採用試験で、社会人の方(教員以外の仕事をしてきた人)が教員を志望し、面接会場にいたそうだ。
昨年も面接官であったその校長先生は「あなたは教員になって、どんなところで学校に貢献できますか?」と質問をした。
社会人の方は次のように答えた。
「私は、クレーム対応が得意です。私の勤める会社において、今までたくさんのクレームを対応してきました。最終的にお客さまに納得していただいています。教員になった暁には、保護者からクレームがきた場合、学校側と保護者の双方が納得できるような形で話を終え、学校に貢献していきたいと思います。」
社会人経験があるからこそ話せる内容だと思う。が、この一言で面接官たちは心のシャッターを下ろしたそうだ。この返答をした瞬間、この社会人の方の合格はなくなったのだ。
なぜか。
その校長先生曰く、「我々が求めているのは、クレームを処理する先生ではない。クレームが起きないような先生を求めているのだ。この社会人の人は教師の仕事を大きく勘違いをしている。あの返答で合格はないと思ったね。」
■理想を語れ
校長先生の話を聞いて学んだことは2点あります。
1つ目は、一言に気をつけるということです。教師にとってのNG思考や言動をとってしまうと一発退場になるということです。他の部分でのアピールポイントも無に帰します。
2つ目は、「教員採用試験は、理想を語るべき試験」だということです。
クレームを言う親はいます。クレームに上手にニコニコ対応するスキルも教員には必要だと感じます。が、そんな現実を帯びた話や受け身の話をすると、たぶん試験には落ちます。
委員会にもたくさんのクレームがきているので、委員会の人も困っているのが現状です。ちなみに、クレームがきてもおかしくないことをしている先生も居ます 笑
■採用試験の攻略法
今、同僚の講師の先生が採用試験の勉強をしていて、ふと自分が試験勉強をしていた日のことを思い出しました。
「筆記試験」「小論文」「集団面接」「個人面接」など、自分自身受かるための研究を積んできました。合格した人を尋ねまくったり、東京アカデミーで情報を得たりしてきました。
どこかの機会で”採用試験の攻略法”の記事を書きます。これから試験を受ける人にとって価値を提供したいです。
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