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お盆明けに本気を出す方法【仕事論】

仕事をはじめるのが億劫だ。

この記事では、自分を律し、素早く仕事にとりかかることのできる3段階の仕事論を書いています。

■やる気の作られる場所

やる気は(根性などの精神論的なものもあるが)脳でつくられる。

脳のどこで?

脳の中の「側坐核」という部分である。

やる気が出ている状態のときは、側坐核が働いているのだ。
ゲームや趣味に夢中になっているときには側坐核がバンバン働いている。

どうやって側坐核が働くの?

それは「やりはじめる」ことだ。やりはじめて10分経つと側坐核にドーパミンが分泌されていく。これがやる気が出るという現象なのだ。

そういう経験はあると思う。例えば「掃除」。
パッと片づけるつもりが、タッタカ タッタカ 部屋中を片付けをしてしまった、みたいな現象だ。

これは、精神科医クレペリンが発見した「作業興奮」と呼ばれる現象である。

やる気は待っていてもいっこうに訪れない。やる気が出ないのは、やりはじめていないからなのである。

■摩擦係数理論

高校の理科に出てくる「摩擦係数」を覚えているだろうか。

摩擦係数には静止摩擦係数(止まっている物体を動かすときの摩擦係数)、動摩擦係数(動いている物体を動かし続けるときの摩擦係数)があり、もちろん静止摩擦係数の方が、動摩擦係数よりも大きな数値になるのだ。

大きな重たい荷が入った段ボールを地面に滑らして、移動させることをイメージしてほしい。

止まっている段ボールを動かすには大きな力がいるが、ひとたび動いてしまえば、そこまで大きな力は使わずとも「スー」と前に移動させることができる。


夏休みの間に2学期の授業プリントを作ってストックしておきたい。

こんなことを考えるアリとキリギリスの「アリさん系教員」は一定数いる。僕もその1人だ。

でも、2学期の授業プリントを全く作っていない教員は、中々はじめられない。
反対に、授業プリントを毎日1枚作っている教員は、それを2枚、3枚にすることは、けっこう簡単だし、そこまで労力は使わない。

机に向かってパソコンを開く習慣があるからだ。10分もすれば、側坐核がが働いてくれる仕組みがそこにはある。

動き始めるまでが大変。動き出したらけっこうラク。これを、「摩擦係数の理論」と呼び、勉強や仕事に対する心構えにしていこう。

(この摩擦係数の理論は、精神科医の樺沢紫苑先生の本 参照

■オリオンビール

「オジー自慢のオリオンビール」という唄をご存じだろうか。三味線を使った沖縄調の心地の良いメロディーの唄だ。

お気に入りの歌詞がある。

金がないなら海にが行くさ
魚があれば生きられる
なんくるないさ やってみれ
働くからこそ休まれる

一生懸命に働くからこそ、休むときには精神的にもゆっくりできるのだ。

選択と集中で、残りの夏休みの1日1日を「やりきった」と思える日にしていきましょう(^-^)

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