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世界一ハッピーなブスの話をしようか

世の中はクリスマスだと言うのにかくいうわたしはこんな記事を出してしまってチョーウケル感じなのだが、よくよく考えればすごい企画である。

「『さよならブスメイク』って本があるんですけど、実証記事みたいなのを書いてもらえませんか…」

と担当さんに言われたとき、「誰がブスじゃ!!」と机をバァンしたくなったし、「どうせブスだよ!!!」と突っ伏したくもなった。

いやだってこれ絶対美人には頼まない企画やん。わたしはそのへんちゃあんとわかってるからね。メイクすればそこそこ変価値が大きそうなちょうど良いブスだってことわかってんだからね!!

…と悪態をつきつつ、実はわたしは世界一ハッピーなブスだと思っている。

何って、別にブスだからといって大して苦労したことがない。

それはたぶん、結構美人な母(マジでわたしには1ミリも似ていない)や初孫のわたしを目に入れても痛くないほど溺愛してくれているおばあちゃんや、日本人が大好きなアメリカで出会ったフレンズたちが「かわいいねぇ〜」「you are so adorable!」とヨイショしながら育ててくれたからである。

一方で、わたしは鏡を見るたびに「いやどこがやねん」とツッコミを入れてきたし、モデルの◯◯ちゃんみたいになりたいと願いながら鼻を洗濯バサミでつまんだりしてきたけど、マジでありがたいことに良い人しかまわりにいなかった。

友人や彼氏でもすっぴんメガネなわたしを冗談混じりで「ぶしゃいくだね〜」と揶揄してくることはあったり、街中でどうでもいいヤンキーに「どけブス」と言われたり、高校の同級生に「顔ひらべったい族だね」と言われたりしたことはあったけど、ベースとしてまわりの人の冗談だか本気なんだかわからない「可愛いねぇ」を吸収しながら育ってきた。

だからわたしはハッピーのままいられるブスなのである。

世の中には体型がスリムでなくても「これがわたし!!」とバァンとグラビアをやったりする方々も多いが、その方々と同じなのである。その方々もわたしも別に意図的に傷つきたくて露出するわけじゃない。

「これがわたし!!」って思っているだけなのである。

もう美醜とかそういうものははるかに超えて、ブスとか言われても変に心に傷を負わないところにきちゃってるのだ。(いやもちろん言われていい気持ちにはならないけど)

ただ、そんなことよりも大事なことが人生にはたくさんあるし、どうでもいい第三者の言葉は身近な人たちのハートフルな言葉が滅多刺しにしちゃってわたしには届かないし正直今回この記事だってブスだろーがなんだろーが記事がおもしろくなればいいんじゃいと思って書いた。

わたしはハッピーなのである。

なんか知らんけど、SNSとか見てると「ブスなのに堂々としてて偉い」とか「かわいそう」とか「整形すればいいのに」とかなんか顔面至上主義みたいな空気が漂ってるけどハッピーブスもいるんやで。割と現状に満足してるんやで。すっぴんを晒したいかはさておき!(笑)

そんでもってブスだってメイクするのは好きなんやで。それは美人になりたいというよりもちょっとでも可愛くなりたかったり、可愛い自分を誰かに見せたかったり、あるいは自分をAGEするために。

そんなこんなでまとまりはないけど、まあ全員に愛されなくても、自分の好きな人に愛されていればそれでいいんです。

以上!!


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