唯一無二のフリーランスこそ、1番仕事を休めないというリアル
無理だ〜。休めねぇ。
最近健康のために通っているジムや整体などで何度も「おやすみはいつなんですか?」「おやすみの日は何をしているんですか?」と聞かれるけれど、そのたびに、
「さぁ〜、わたしのおやすみはいつなんでしょうねぇ〜?」という気持ちになってくる。何ならジムに通っているこの瞬間こそが「おやすみ」だとも思うし、体調管理をするという「仕事」だとも言える。
「フリーランスはいつでも休めていい」。私もそう思っていたし、今もそう思っている。熱があるのに会社に這いつくばっていく必要もないし、「おやすみいただきます」と申し訳なさそうにする必要もない。
ただ、実際にやってみて思うのが、フリーランスこそ休むのが難しいと言うこと。たとえば、大切なプレゼンがある日。最悪体調不良で休んだとしても、最悪の最悪、同じプロジェクト内にいるメンバーや上司が代わってくれる可能性もなきにしもあらずだと思う。
この「代わりにやってくれる」「替えが効く」というのが会社員の特権である。裏を返せば、会社は「替えが効かない」存在を雇ってはいけない。どうしても属人的な仕事になってしまうし、再現性がないのは会社としてまずい。
一方で、フリーランスは「替えが効く」とも言えるし、「効かない」とも言える。たとえばわたしの場合、取材当日に倒れてしまったとしたら、知り合いのインタビューライターに代打を頼むこともあると思うが、それをすることによって仕事を失う可能性もある。
さらに、別にわたしと友人は何か雇用関係があるわけでもないので、代打する必要性は別にない。いわば善意で繋がっているような関係である。
こうした事態を防ぐために、フリーランスはどんどんチーム化していき「最悪自分がいなくてもまわるような状態」を作っていくことが多いのだが、なぜかわたしの仕事はどんどん属人化しているような気がしてならない。
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