「嫌われたくない」という恐怖から抜け出すには?
先日、「嫌われたくないという恐怖」をテーマにAbemaPrimeに出演した。
できることなら好かれたい!
いい人って思ってほしい!
仲間外れにされるのはヤダ!
そう思うのは、特段珍しい感情ではないと思う。
もちろん、わたしもはじめからお人好しで八方美人なわけではなかった。小学校低学年までは周囲に興味がなかったので、もっぱらひとり遊びをしていたし、友人は1人いれば充分だと思っていた。
それが明確に変わったのは、クラスが「グループ化」してからだ。1on1のコミュニケーションではなく、団体としての協調性が求められたとき、わたしは自分の意思を封じ込めるようになった。
本当は好きじゃないけど、「みんなでポテトをシェアしよ!」と言われたら断れないし、みんなが好きなアーティストは聴いておかないと話に入れないし、嫌なことをされても怒ってはいけない。
そうなったのは、メンバーの一部の子が悪口を言われていたり、誘われなくなったりしているのを見て、「明日は我が身」と震えていたことも大きい。
学校というのはそういう空間である。世界のすべて。悪い印象が根付いたらおわり。そう思っていたのはきっとわたしだけじゃない。
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