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大事なものを増やしたくない

最近、いろいろなことを大事するのが難しくて落ち込んでいる。

日々ぐるぐる余計なことを考えているせいか、せっかくランチやイベントに誘ってもらっても、「ダメだ、今日はなんかうまく笑えない気がする」と断ってしまうことが多い。

マルチタスクができなさすぎてメールとLINEとメッセンジャーとTwitterのDMを全然見れないし返せない。心のなかでそっと返信をして終わることもある。(そして怒られる)

相手が好きな人であればあるほど甘えて時間通りに集合できない。(致命的)

携帯を瞬時になくす。

ショッキングな出来事や暗いことがあると再起不能になり、何も手につかなくなる。

列挙してみるとむしろ今までよく生きてきたな、と思うほどのマイペースさと適当さとデリケートさ加減だと思う。

逆に、ここまで生きてこられたのはそんなダメ人間なわたしをサポートしまくってくれる心優しき天使のような友人たちのおかげでしかない。

どのくらい優しいかというと、モーニングコールをしてくれたり、忘れ物リマインドメールを前日にくれたり、次の予定を確認して電車まで調べてくれたりする。

そんな友人たちを安心させるには、わたしがこれらの苦手なことをちゃんとできるようにならなくてはいけないのだが、どうにもうまくできない。

大事にするってむずかしいな?

今日はサプライズで誕生日を祝ってもらったけど、プレートに「生まれてきてくれてありがとう」と描いてあって、めちゃくちゃ嬉しかった反面、そんなんで感謝されちゃっていいのかしら、なんて思ってしまうのである。

文字通り、本当に生きているだけだ。

いいのかなぁ、と思いつつ、 わたしにできることもたかが知れているので、友人たちにしてもらったことを全然返せる気がしない。

大事にするってなんだろう。

そばにいる人も、仕事をもらえることも、家族が生きていることも、あまりに当たり前すぎて忘れてしまう。

みんなはわたしに何を求めているんだろう、とよく考えるけど、あまりわからないし、関わる人が増えれば増えるほど、ますますパンクしていく。

関係性が増え続けていく一方で、今この瞬間にも失われている関係性があることにも怯えてしまう。

でも、ぜんぶを平等に大事にすることってむずかしいよね。

大事にするために、大事なものはたくさん増やさずに、この手いっぱいに抱えきれるだけに留めておきたいな、と思う。

勝手に増えてしまうんだけど。

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