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「ないものねだり」な人が目を向けるべきもの

わたしは愚痴愚痴Twitterが好きではないので、表向きにはポジティブな発信しかしない。

「本が出たよーーーー」
「登壇するよーーー」
「海外でワーケーションしてるよーー」
「こんな記事を書いたよーーー」

で、そうしているとやっぱり、羨ましがられたり、「いいな」と思われることもある。

それは悪いことではないのだけど、わたしにしてみれば、「あなただって、わたしにないもの持ってるじゃん!」とも思ってしまう。

それは、平和な暮らしだったり、素敵なパートナーだったり、かわいい子どもやペットだったり、安心して帰れる家だったり、色白で透明感のあるお肌だったり、しなやかな筋肉だったり、スラッとした脚だったり、コミュニケーション能力だったり、母なる思いやりだったり、聡明さだったり、ポジティブな根明さだったり…

…と、みんなそれぞれいろんな素敵なものを持っていて、わたしはそれが喉から手が出るほど欲しい。

え、じゃあ交換します???? と言えるぐらい、わたしだってないものねだりだし、コンプレックスも直したいところもいっぱいある。

そんななかで、友人がおもしろいワークをやっていた。

それは、「今の自分が持っているもの」を書き出すことだ。

みんな目標を立てるのは好きだし、ウィッシュリストを作ることも得意だけれど、今の自分の持ち物に目を向けることはヘタクソだ。

すでに手に入れてるからこそ、かつては輝きを放っていたものたちも、今やちょっとくすんで見えたり、当たり前のものとして捉えていると思う。

あんなに欲しがっていたのに、今や部屋の隅に転がっている。高価なiPhoneがバキバキになるのに慣れていくのとおんなじである。

それを改めて書き出すことで、「今のわたしはこんなに素敵なものを持っているんだな!!」と実感すること。とてもいいワークだと思った。

さらに、この「今持っているもの」は、月日が経つにつれてどんどん増えていくのだという。もちろん、失うこともあるかもしれないけど、長い目で見たら絶対に増えていく。

「今持っているもの」を書き出したら、「これから欲しいもの」も書いておくらしい。

それを続けていると、「これから欲しいもの」が、どんどん「今持っているもの」に追加されていくそうだ。

わたしが今持っているものはなんだろう。

誰かを羨んだり妬んだり、「ないものねだり」になったら、改めて持ち物を並べてみたい。

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