「めんどくさい」を最小限にする
最近、Amazo Fire TV Stickを買った。
本体はとても小さいのだが、テレビに挿すと、Amazon PrimeやNETFLIXをテレビの大画面で楽しむことができる、とても便利なアイテムだ。
買った理由は、「たまたまプライムセールで安かったから」というだけだが、この手のひらにすっぽり収まる程度の小さな彼がわたしの毎日を変えた。
わたしにはアニメ好きの友人がいるのだが、会うたびに毎回「◯◯を観ていないだなんて人生の半分を損してる」なんて言われて、そのたびに「観る観る!」と返していたのだけれど、まぁパソコンでアニメを観る気にもならず、そのまま3年が経過していた。
それが、このスティックのおかげで1日足らずで全部観てしまった。
あれだけ面倒くさがっていたにも関わらず、だ。
自宅に帰って、テレビの前に座ってボタンをひとつ押すだけ。
わたしの「いつか観る」を、彼は「いますぐ観る」に変えてしまったのだから、これは尋常じゃない。
人は、工程が省かれると行動力が生まれるのだとびっくりした。
似たような話だが、iPadを買っただけで、あれだけペンタブがあっても描かなかったイラストを一晩でスラスラッと描いたこともある。
アイテムがひとつあるだけで、あっという間に人は動ける。
導線を作るだけだったり、工程を減らすだけだったり。
些細なことかもしれないが、それで何年もずっと手がつけられなかったことが動き出したりする。
となると、いかに面倒臭いことを最新の技術や工夫で減らすかどうかが「動く」鍵だなと感じた。
たったそれだけなんだけど。簡単なことなんだけど。
「スイッチ」が入る仕掛けをもっともっと作りたいなと思った。
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