言い訳名人

最近バリにいて強く思うのが
『言い訳名人』が多いな〜と(笑)

バリ人をよく知る人はバリ人の特徴にあげるくらい、特に叱られた時や失敗を指摘された時、またはされそうになった時に言い訳がいっぱい出てくる。

それを聞いてる時、遠い昔の子ども達を思い出す。

玩具を片付けてない時の言い訳。
宿題をしなかった時の言い訳。
約束の時間に遅れた時の言い訳。

こんなことを言って、本気で信じると思ってるのか?という言い訳に苦笑したことも思い出すが、それに近いことを大人が本気でしてるのだから対等に怒れなくなっちゃう。

叱られたり、自分の非を認めるのが怖いから防御するためなんだろうと思う。

この島から出たことがない人は多い。

これはバリに限らず、島国の日本でもどこの国でも同じことが起こり得るが

自分と違う価値観や人に触れて人は磨かれていくのに、その体験をしてないことによって自分の中の小さな世界が生まれてしまう。

人はコンフォートゾーン(安全領域)というのがあって、その中に居ることが心地よく、それ以外の領域に侵入されると身を守るという行動に出る。

それが言い訳の理由なのだろう。

人に説明しているようで、実は自分自身を安心させているのですよね。

そうそう、出来なかったのはアノせい。

アレがコウだったら出来てたもん。

悪いのは自分じゃない。

自分の中にいる過保護なおばあちゃんがよしよししてくれる(笑)

特に今は言い訳材料いっぱいあるし。

だからコンフォートゾーンもずっと変わらない。

私がバリ島でヴィラを建てた時
『あなただから出来る』
と何人にも言われた。

専業主婦だった私より、貴方のほうがずっと出来る環境にあるのにな〜って心の中で思いながら、誰にでも出来るよって言うと、自分が出来ない理由を並べてくる(笑)

会社の退職金すべて株に投資してすっからかんになった私は、アフィリエイト、ネットワークビジネス、資格ビジネス、小売とアンテナにひっかかったことを検証してみたり、一度は失敗した投資を勉強したり、子育てをしながら遠い将来の自分のために常に何かしていた。

お金に困ってるわけでもないのに
なんでそんなことしてるの?
ってその人の価値観を押し付けられて
バカにされたり笑われたりもして

実際どうなるかわからない先の不安から、虚勢を張ったり、出来ない言い訳もしていた自分もいたけど

言い訳してる自分が嫌だったから
ただただ
夢だけのために突き進んできた。

だから言い訳名人と話をするとイライラすることも諭すこともあったけど、今はもうしない。

それがその人なりの幸せのあり方なんだと思うから。

あとはいつまで自分がそれを見て見ぬふりが出来るのか?
自分の中に棲む悪魔退治はいつするのか。
なのだろう。

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