♯14 三年間を振り返って

私の人生はコロナ前とコロナ後で大きく変わりました。
それまでの私は愚痴と言い訳ばかり。
休みの日はパチンコ屋に並び、夜遅くまで飲み歩く。
勉強などはせずに、ダラダラとテレビを見ながら生活。
いつも同じ友人と昔ばなしばかり。

そんな私でしたが、くだらない飲み会を辞め、パチンコも辞め、無駄にテレビを見ることも辞め、読書と勉強をするようになり、食生活も変え、早起きを習慣としています。

自分でも信じられないことがおきました。

多分コロナがなければ変わっていなかったと断言できます。
４０歳を過ぎ手遅れだと何度も思いました。

しかし人生で今日が一番若い日だと。
私はこの言葉に救われたような気がします。

確かに気付くのが遅かったと思ってます。
それでも気づけてよかったと、そしてもう後悔するような人生は送りたくありません。

今までくだらない話で盛り上がってた友人とも距離をおくようになりました。

まだまだ足りないことだらけですが、とにかく日々精進です。
今は毎日が楽しいです。

2022年には新たに２つのアルバイトを始めました。
１つは近くのレストランでソムリエとして、ワインの勉強にもなります。
せっかく取ったソムリエの資格ですが、なかなか勉強する機会もないままでしたので。
もう１つはベーカリーレストランで働いています。パンの勉強を１度きちんと教わりたいなと。独学は失敗した時の原因を見つけるのが難しいですよね。なのでプロの仕事を間近で見れるので始めました。
ここで知り合った１人の料理人が面白い方で、なんで来年青森でオーベルジュを開店したいそうです。そんな壮大な夢を持って生きている人にとても感銘を受けました。
最近は彼と一緒に飲むお酒が一番美味しいです。
やっぱり近くに頑張っている人がいると自分も頑張らなければと気が引き締まります。
一緒に酒を交わすときに自分が頑張っていないと恥ずかしく思うし、向こうもそんな人とはお酒飲みたくないでしょうし。

2023年2月に仕事を辞めること決め、仕事探ししましたがなかなか決まりません。ただ面接は以前よりはっきり自分の意見を言えるようになっていました。プレゼンといった少し大袈裟ですが、自分はどういう考えなのか、提供できる価値はこれとこれですよ、そして苦手な事やできないこともしっかりと言えるようになりました。

今までは他人の目を気にすることも多かったので、言いたいことをしっかりと伝えることができないことがほとんどでした。
また自分に自信も無かったと言うこともあります。
私の主観ですが、人は自信がないから愚痴や言い訳を始めるのでしょう。
自信は基本的に結果が出ないと生まれないのですが、努力すれば結果が出ていなくても付くものでもあるのかと。
でも努力するのがめんどくさいので、愚痴や言い訳を選びます。
そしてもちろん結果も出ません。
以前の私もそうでした。結果的に面接でもしっかりとした事は言えず、ただハキハキと元気よくすることしかできません。人間性が大事とか言っちゃたりします。人間性は大事ですけど、努力して失うものでもないし、努力をしなくてもいいという為のものでもありません。

いくつか面接をしているうちにとにかくまずは今の仕事を辞めようと決断しました。初めは次の仕事が決まってからと考えていましたが、別に次の仕事が決まらなくても、アルバイトしながらでもなんとかなるなと。
嫌な仕事をお金ためにだけに働いている自分にも嫌気が差してきました。

３月１１日に退社することを伝えました。
緊急事態宣言から３年改めての無職です。

この間は本当に様々な人と出会いました。嫌な思いも人生で一番した期間です。友との訣別や仕事での衝突、契約のトラブルなどここに書いていないことで本当にたくさんありました。

確かなことは、自分の人生で今が最高ということだけです。

結局自分の人生の幸福度は自分でしかコントロールできません。
職場や友人関係はどうしても思い通りにいかないことが多いです。ですが自分の努力はほぼ自分でコントロールできるはずです。
しっかりと努力して一所懸命に生きていれば幸福な毎日が過ごせるはずです。でもそれができなかったのが以前の私です。でももう大丈夫。

だから同じ無職でも３年前とは心構えが全然違います。

大丈夫死ぬわけではないから。