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そうか、ミッドライフ・クライシスだったのかぁ。

【ミッドライフ・クライシス】
中年期の思春期。

心理学者のユングは
これまで見えてこなかった問題や欲求に
直面する時期がやって来るのは
むしろ正常なことと唱えています。


『ミッドライフ・クライシス』

40代から50代の中年期を生きる人たちに起きる
心理的な危機のことです。

心理学者のユングが提唱した理論の中に
【人生の正午】と言われるものがあります。
少年の時期から20代~30代の青年の時期は
人生でいうと午前となり、人生は始まったばかりで
心身ともに成長していく段階です。

人生100年時代に置きかえて
40代から50代あたりの中年の時期は
人生でいうと午後になり
日没のように折り返し地点を回る
そんな段階にあたります。

青年の時期と中年の時期の境界が
【人生の正午】にあたり
このあたりの時期になると
人生の危機が起きやすいと言われています。

別名は「第2の思春期」


中学生から高校生のあたりの
青年期と呼ばれる時期にも
「自分は何者なのか」という葛藤が起きる
と、言われますが
中年期にも似たような葛藤が起きるので
ミッドライフ・クライシスは
別名【第2の思春期】とも呼ばれます。

青年期の時に
自分のアイデンティティ(存在)について
答えを出してきたものが
中年期で再度問われることになるのです。

「何のために生きているのだろう」
「これからどうやって
生きてゆけば良いのだろう」
自問自答するのは人それぞれ違いますが
色々な思いや戸惑いが出てきます。
 
ちょうど、年代的に
体の病を患ったり、親の介護というような
現実的な問題に直面する頃でもあります。
 
急に小さい頃受けた心の傷(トラウマ)が
思い出されて苦しくなるという場合もあります。

今までガムシャラに生きてくることで
隠していたものが隠しきれずに
表に出てくるようなイメージです。

私の見解

こうして書いてみると
とても苦しく辛いものなのかと
想像されるかもしれませんが、私としては
「ここでもう一度ゆっくり見つめてみよう」とか
「より奥行きのある考え方へシフト変更しよう」
などのような
〝前向きに検討できる大人の時間〟
なのかなと思っています。

『より高次元で自分が生きていく為の成長期』
と思えば
過去の自分を大切にしながらも
深みのある人間になることが
できるかもしれないですね。

それを構築していけるかどうか
今の私に大事な時期なんだなと感じています。
そして
2回目の思春期を楽しみたいと思っています。

これから
ミッドライフ・クライシスを迎えるあなたも
既にミッドライフ・クライシスを終えたあなたも
人生の彩りに深さを与えるタイミングは
こうして何度も訪れるということを
頭の片隅に置いてもらえたら
これを記事にした私にとって、嬉しい限りです。


いや〜…
心理学、勉強してきて良かったです。
それにより誰かを救う未来なんて
まだまだ見えていませんが
まず、私自身を救ってあげることができるよう
これからも勉強していきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。

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