パニック障害あるある⑩自立支援&障害者手帳の申請。やりたいけどなかなか勇気がでない。
「自立支援の申し込みしてる?」
パニック友達に聞かれた。
「してない。なにそれ?」
「医療費が安くなるよ。毎月の医療費、大変じゃない?」
そうなんだ。
そんな制度があるのね。
友達に聞くまで、何も知らなかった。
もちろん、誰も教えてくれない。
知るキッカケもなかった。
その友達に聞くまで、毎月、結構な金額の医療費を支払っていた。
申請をして、役所のOKが出たら対象となるらしい。
自分がパニック障害になるなんて、思ってもいなかったし、身近に同じ病気の人もいなかったから、知る機会もなく。
友達は、たまたま見た映画の中で知ったらしい。
そう。
この国には、色々な制度があるにはあるが、こちらから請求しない限り教えてはくれないんだよね。
「病院の先生に言えば、診断書出してくれるよ。それを、役所に提出すればOKだよ。」
早速、次の診察の時に先生に申し出た。
すんなり、あっさり、書いてくれた。
(病院から教えてくれてもいいのにな…)
なんて思ったりもしたけど。
まぁ、仕方がない。
その診断書を、役所に提出しに行った。
ささいなことかもしれないが、病院に行くのも一苦労。
役所なんて、更にハードルが高い。
パニック障害を抱えながらの行動は、一つ一つがとっても大変なことなのだ。
慣れていない場所に行くのも苦手。
不安感で発作が出そうになる。
頓服のんで、「大丈夫、大丈夫」と、自分に言い聞かせ、気をまぎらわせて。
どうにか、こうにか、申請を終えた。
翌月からは、びっくりするほど、医療費が安くなった。
ありがたい。
とってもありがたい。
ただ、この制度を知るまでの長い年月、膨大な医療費払ってきたんだけどな…。
まぁ、過ぎたことを言ってもね。
今日から、少しでも家計がラクになる。
それでよしとしよう。
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このようにして、自立支援の申請は、割とすんなりとクリアした。
もう1つ、パニック友達から聞かれた。
「障害者手帳の申請はした?」
できるんだ。
知らなかった。
「通院歴や、症状の重さを知る限り、障害者手帳の対象になるはず」
と、友達が教えてくれた。
これも、自立支援と同じく、全く知らなかった。
「こんなに辛い思いをしてるんだから、使える制度は使った方がいいよ」
と、アドバイスをくれた。
パニック友達の存在は心強かった。
障害者手帳が交付されたら、色々なところで、障害者割引が受けられる。
ただ。
ここは、すんなりとはいかなかった。
自分の気持ちの問題だけなんだけど…。
「私、障害者なのか…」
それを、受け止めきれない自分がいた。
数ヶ月、迷ったすえに申請する決心ができた。
結果、申請して本当によかったと思っている。
まだ申請していない方には、ぜひオススメしたい。
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(教訓)
「自立支援や障害者手帳の申請は淡々とやってしまおう」
「戸惑いがあるかもしれないが、実際にやってみたらメリットしかない」
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