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学習塾を開業するも赤字で倒産した話④A社とB社。比較検討。





話は前後するが、A社に決めた経緯を書いておこう。


自宅で学習塾を始めたい。

そう思いたった当初、色々と調べていた。

同じようなスタイルの学習塾が2つあり、

どちらも有名で、好印象なところであった。

とりあえず、両方とも説明会に行ってみた。


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結果的に、どちらもいい感じだった。

運営スタイルも似ていた。

違ったのは、初期費用だ。


A社…5〜6万円

B社…10万越え


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学習塾を開業するにあたって、

初めに登録料のようなものが発生する。

その金額が上記とおりだ。

ただ単にA社の方が安かった。

小さく始めて、こじんまりとやっていきたかったので、

迷わずA社に決めた。


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さて。

テストもクリアした。

初期費用も用意できた。

あとは登録手続きとなる。

そこでまず、第一関門。


「家族の承諾をえる」


実は、家族にはまだ何も話していなかった。


教室を開く場合、自宅が会場となる。

週に2回、生徒さん達が家に来ることになる。

家の前には看板を出さなければならない。

チラシには住所も載せる。

家族がOKと言ってくれるだろうか。

不安だった。


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担当者の方に相談した。

「実はまだ、家族に話していないのです。」

「了承してもらえるかどうか、不安なんです。」


担当者さんは、いつも味方でいてくれた。

「もしよろしければ、ご自宅にお伺いします。」

「安心、安全な教室であることを、

ご家族の方にご説明させて頂きます。」


とても心強かった。


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後日、担当者さんが自宅まで来てくれた。

とても感じのいい、ステキな方。

わかりやすく丁寧に、家族に説明してくれた。


「こういう場合はどうなるんですか?」

「扶養とか税金とか、云々かんぬん。」

その辺の話に疎い私は、よくわかっていなかった。

担当者さんが、ひとつひとつ丁寧に説明してくださった。

ありがたい。

自分だけでは、こんなに分かりやすい説明なんてできない。

いや、そもそもあまり分かっていない。

担当者さんのお陰で家族も納得し、快諾してくれた。


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帰り際、担当者さんは高価な菓子折りをくださった。

え、こんないいもの。

頂いちゃっていいの?

至れり尽せりだ。

なんか、色々とありがたかった。

さぁ。

教室オープンに向けて、がんばるぞー!



(つづく)









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