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『僕と妻のマイレージ』 旅に因むお役立ち情報小説を提供しています。登場人物、一部の企…

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『僕と妻のマイレージ』 旅に因むお役立ち情報小説を提供しています。登場人物、一部の企業団体等については架空であり、セミフィクションです。

最近の記事

旅は道連れ

彼女はこう僕に声をかけた 「荷物見つかりました?」 「あ、はい。この後の便で届くみたいなんで、待つことにしました。」 「そうなんだ。よかった。私は行方不明・・・。どうしよう・・・」 どうやら、彼女の荷物は見当たらない・・・。なんか気の毒だなぁ~ と思わずにはいられなかった。 「僕に何かできることってありますか?」 とっさに言ってみたものの・・・ 「あ、ごめんね。変に気を遣わせちゃったね・・・。仕方ないから外でてなんとかする。よい旅を。」 そう返してくれると、

    • それぞれのスーツケースの行方

      お互いに目が合う。 「あの・・・日本の方ですか?」 と僕が尋ねると、 「はい。」 と答えてくれた。 彼女とは別便ながら、僕と同じように荷物が行方不明で待機しているようだ。 待っている時間、ポツリ、ポツリと会話するものの、お互いに荷物がどうなっているのかがわからないだけに、内心気が気じゃない。 しばらくして、彼女は担当者から呼ばれ、カウンターへ、僕も別の担当者によばれて、カウンターへいく。 僕の荷物はどうやら経由地で見つかり、3時間後に後発便で届くことがわかった

      • ロストバゲージ

        ー ドュッセルドルフ国際空港バゲージクレーム ー 大学3年生の僕。本来は京太郎と行く予定だったんだけど、結果一人でいくことになったドイツ。 ドバイを経由してドュッセルドルフへ到着。入国審査を済まし、バゲージクレーム(手荷物受取場)で荷物をまつ。 他の乗客がそれぞれの荷物をピックアップ、どんどん出口へ向かう中、一向に僕の荷物はでてこない・・・ そしてとうとう僕だけになり、係員に声をかけて、調べてもらったところどこに有るのかわからず調査中ということがわかる。 ・・・

        • そして、妻の反応・・・

          ガッツポーズをした僕をふと見上げた妻の夢。 「寝る前にシャワーはちゃんと浴びてね。」 あれ?反応薄い・・・なんというかもう少し突っ込むなり、興味持つなりしてくれるんじゃないのかと思ったんだが・・・ 「ねー。夢ぇ~、もうちょっとなんか反応ないの?」 と返す僕に、 「翼。私は明日〆切の案件抱えてるの。話はそれ終わってからね。」 とけんもほろろ。というか正論。 そんなわけで、素直に夢の言う通り、シャワーを浴びに浴室へ・・・ ーーーーーーーーーー シャワーを浴びなが

        旅は道連れ

          僕は妻に宣言する!

          そうか!そうだそうだ。俺も渉みたいになれる可能性はあるぞ。 僕は今の会社で海外業務を担当している。基本的には国内でのオペレーションを担当しているが、そんなにとおくないタイミングで自分も海外出張のチャンスはある。 僕は渉にどうやったらVIP会員になれるのか、具体的に教えてほしいと頼み、別途時間を作ってもらえることになった。 あ、桃も聞きたいようだね。 そんなちょっとした同窓会もいい時間になり、お開き。 以前なら、この後も2次会や3次会といったりすることもあったが、結は

          僕は妻に宣言する!

          僕なりの考察

          渉の一言。VIP会員 僕が知るこの面子のそれぞれの性格から、内心こんなことを思ってるんじゃないかなと勝手に推測。 まず、桃。 『なんかーいいなー。それって会社のお金でなれたってことでしょ?なんかちょっとうらやましい。持ち出しでそれできないよー。あ、そっか。クライアントさんにさりげなく交渉してみようか・・・』 な感じだろーな(笑) つぎに、結。 『へーすごいなー。でもなんか渉らしい。うちの息子も渉みたいになってくれるといいんだけど。。。あ!旦那に甘えてでてきちゃった

          僕なりの考察

          プロフィール

          著者:マサイ(お役立ちノベル作家) ・マーケティングコピーライター。読ませる文章のプロとして活動

          プロフィール

          渉の一言

          他愛のない話はほとんどが学生時代に旅をした思い出話。  この5人全員の共通点は旅サークルに所属していたってこと。京太郎は高校からの親友で渉と同じ法学部、結は途中から看護学部へ編入したけれど経済学部で僕と同じ。桃は芸術学部で、サークルでみんなと仲良くなった。 そんな間柄で最初の頃は国内旅行へ行っていたけど、そのうちそれぞれが海外旅行へ行ったりし始め、一応の節目にはみんなで海外旅行なんかもした。 で、基本お金なかった僕らは、バイトとかしてお金貯めて、値段が安かったLCCをよ

          渉の一言

          きっかけは飲み屋だった・・・

          僕は久しぶりに大学の友人らと会うことになった。タイのバンコクへ赴任していた友人が一時帰国するのに合わせた、まあ「みんな飲みたい!」という口実もある集まり。(笑)  この集まったのは、5人。  みなそれぞれの道を歩んでいる。一時帰国した友人の渉(わたる)は物流関係のサラリーマン。高校からの親友の京太郎(きょうたろう)は公務員。よく代弁と試験前にノートを貸してくれた神友の結(ゆい)は育休中の看護師。絵を描くのが好きでアーティストをしている桃(もも)。   卒業してからも、ち

          きっかけは飲み屋だった・・・

          マイル上級会員へ

          20〇〇年某日・・・  僕は妻と羽田空港にあるファーストクラス専用のラウンジで出発の刻をまっていた。 一応僕たちで叶えようと決めた〇〇年越しの新婚旅行♫ あ、自己紹介しなきゃ。私は空飛(そらとび)翼(つばさ)。ベタな名前だよね。名字はともかく、氏名全体僕のプロモーションしてるって! こんな名前だからね、航空会社とかで働いているように思われるかもだけど、実際は普通のサラリーマン。いちおう年齢は28歳。大学卒業して入社した会社で今は海外業務を担当してる。 あ、そしてこち

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