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いじめから生まれた私の夢「留学」

 今回は、私が留学したいと思ったきっかけから、今に至るまでのお話。
夢を追っていたら、知らないうちに思わぬところまで来れてしまった私の経験についてです。
学校で生きづらさを感じている方や、やりたいことがある方へ🪄

夢を持つ 
-いじめられっ子から成績トップへ-

 私は今22歳ですが、実は留学を決めたのは15歳の時。
中学2年生だった私は、なかなか辛い日々を送っていました。うわばきが捨てられたり、廊下のすれ違い様に「まだ学校いたんだ」と吐き捨てられたり…
 人が自分の元から去っていくことに怯え、自分自身の味方になることすら難しかったです。
 その時に救いだったのが洋楽。(Taylor Swift の mean をよく聞いていました!)
 自分を奮い立たせてくれる洋楽をきっかけに、「世界にはいろんな人がいて、それぞれが認められるんだ」と勇気をもらい、海外に憧れを抱き始めました。
「もっと広い世界へ」という憧れは、つらい日々の中で希望に変わり「大学では、半年以上の長期留学をする」と心に決めました。
 しかし、当時通っていた中学は県内でも学力下位の公立中学。両親共働きの普通の家で育った私は、海外に行ったことは一度もありませんでした。
そのため、大学での長期留学への中間目標として「高校では短期留学をしよう」と決め、留学プランの多い高校を目指しました。
 夢への道が定まってからは、「なぜその高校に入りたいのか?入ってから何をしたいのか?」が明確だったため、自然とやるべき事に集中できました。以来いじめも気にならず、一年半で英語の偏差値を46から71に上げ、志望校に合格。中学校の全員が受ける模擬試験では、学年一位を頂いて卒業しました。

夢の前に 
-中間目標の達成と、長期留学への疑問-

 中学卒業から1年後の春、高校のプランを通して2週間オーストラリアに滞在し、目標であった短期留学を達成しました。

オーストラリア-フィリップ島
岩場に勢いよく打ち付ける波は、高さ20mほどの水飛沫をあげていました。
「若いうちに出来るだけ沢山旅したい。なんだか、そうしなきゃいけない気がする」と直感的に思ったのを覚えています。
旅に魅せられたきっかけ

 想像を超える絶景や、人との出会いに長期留学への想いが強まる一方で、この短期留学は「目標」ではあったものの、「目的」は特に決めていませんでした。そのせいか、たった2週間でも手持ち無沙汰に感じる瞬間があり、「長期留学は何を目的に行くのか」を考え始めました。

夢と共に ―目的探しの冒険―

 高校2年生から大学4年生になるまで、長期留学の目的を見つけるために、興味のある限り、できるだけ行動してみました。
 大学では観光学を専攻し、「観光地化のデメリット」や「戦争や貧困といった、国のダークな一面を観光資源化したDark Tourism」などを学んでいました。「授業を踏まえて一歩引いた立場から、実際にツーリストになってみよう」と思い、1年生の夏にはベトナムとカンボジアを訪れました。(2か国のたびについてはまた別の記事で)
また、大学内では環境問題に関するコミュニティに参加して、素敵な交友関係にも恵まれ、今に至ります。

 この章を「目的探しの冒険」にしたのは、「留学」という冒険を始める前に、留学に至るまでの道のり自体が、中学生の頃の私には想像もできなかった大冒険になったからです。
 短期留学のために入った高校では、中学成績一位だった私の何倍も英語が得意な人たちに刺激を受け、背中を追うように英語と向き合う日々でした。大学受験を共にした友達は、今でも大事な尊敬している友達です。
 大学のコミュニティで一緒になった先輩や友達は好奇心と行動力、思いやりに溢れていて、毎日インスピレーションを受けていました。

気が付けば留学の夢が、私に沢山の出会いや経験をもたらしてくれました。

楽しみながら成長することができた夢の過程は、それ自体私にとってとても意味があり、幸せな時間です。

 最後に、これは私の気持ちの話にはなってしまいますが、
学校生活で私と同じような経験をしている方や、過去にしていた方、そのご家族の方は、「ここで終わりだ」と思い詰めず、「ここよりもっと自分(や家族)に合った場所があるはず」とより広い世界を想像し、可能性を捨てないでいだだけたらな、と思います。
 やってみたいことがある方は、小さな目標を立てて、目的を明確にし、順序立てて達成していけば、実現できることは多くある上、その過程はとても実りある日々になると実感したので、ぜひ諦めないでほしいな、と願うばかりです。

沢山の方に支えられながら過ごした私の7年間のお話から、1人でも多くの方に勇気を与えられたら光栄です。読んでくださりありがとうございました。


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