同い年だからこそ言えないのか

初日に、名前も知らない女性が「同い年ですよね!」と話しかけてきた。転職して初めて訪れた時だ。
…あなたは誰。
同い年だということをなぜご存知なのか。
狭い地域、狭い職場、履歴書等を回し読みしたのだろう。流石に想定済みではあったが、ファーストコンタクトがすごい。
地元が一緒、同じ時を過ごしたとはいえ全く接点がない。あらゆる学校が違うのだから。
なんとか見つけようとするが、ない。なにか触れてはいけない部分があった気がした(中学の話題とか)
それが今では、ガン無視である。
…タブーに触れたのだろう。
私の行動などなどに「ちょっと理解できない」と言われ、何を話したらいいのやら…と苦しくなった。
距離感を怖いくらい詰めてきて、共通点を探そうとしたが私の手持ちのカードは地雷で、勝手に無視されてと。一体なんだったのか。
退職した。

NHK杯が始まった。いい席が取れたと歓喜し見に行った。今年も行ったのだろうか。

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